兵庫県立芸術文化センターの「Cutting Edge KYOGEN 真夏の狂言大作戦2021 GOD&DEMON」を見に行って来ました。

アラフォー、アラフィフとなった茂山千五郎家の、千五郎さん、宗彦さん、茂さん、逸平さん、千之丞さん5人が、攻めに攻めた狂言を見せてくれる真夏の恒例公演。

今年は、千之丞さんの台本でシュール、かつ大爆笑な世界を堪能しました。





今年の演目は、千之丞さんのTwitterにて答えあわせ。
「こーびっど山伏」は「蟹山伏」のパロディ。モッピーのこーびっどが、イラッとくるほどフリーダムなダンスみたいで、癖になりそう。
「林檎の神様」は「蚊相撲」のパロディかな? 茂さんの林檎の神様、ビジュアルからして衝撃、笑い転げました。千五郎さんが大名。千之丞さんの太郎冠者。
「大まじめに小舞を作ってみたシリーズ:カルチャーセンターver.」が、今思い出してもじわじわ笑ってしまう。オネエ系家元モッピーと、アシスタント逸平さんが、あの曲やらあの曲を小舞で舞ってしまう。芸が身に染み付いているから出来るパロディー。その歌詞にその型を持って来るの!?と、型付けも面白かった!
「修羅道の千鳥」、ツケで酒を買おうとする太郎冠者と、タダで酒を渡すまいとする酒屋、そこに修羅道の地獄テイストを加え、桃太郎を演じ語る。うーん、この面白さは文章では伝えにくい。千之丞さん、「千鳥」が好きだよな、昨年も「千鳥」のパロディ作っていたような。

お腹がよじれるほど笑いました。

Cutting Edge KYOGENは、来年も既に芸文センターのスケジュールに入っているようです。私にとって、夏の季節行事になりつつあります。楽しみです。