桜子🌸です
それからも由紀ちゃんの欠席頻度は多くなってきます。
そしてついに不登校の兆候が顕著になってきました。
学校へ来れなくなったのです。
毎日欠席連絡を入れるお母さんも辛そうです
由紀ちゃんの大好きなお姉ちゃんが就職のために他県に行ってしまっているため心の拠り所がない状態です。
由紀ちゃんも何とか学校へ行こうと頑張りました。
私は担任としてどういうサポートをすることが一番由紀ちゃんに良いのかを考えました。
心がつらい時に「頑張って!!」という言葉をもらうと余計にしんどくなることもあります
由紀ちゃんのお姉さんも由紀ちゃんのことが心配で他県から月に何度も帰ってきてくれていたそうです
ある時お母さんから毎日入っていた欠席連絡が入らなかった日がありました。
そのような場合は学校からご自宅や保護者の方の携帯へ連絡を入れなければなりません
私はまずは自宅の電話に連絡を入れました。
そうすると、平日休みだったお父さんが電話に出られました。
桜「私〇〇高校で由紀さんの担任をしております桜子と申します。由紀さんのお父様でらっしゃいますか?」
父「あっ、いつもお世話になっております」
桜「こちらこそ、いつもありがとうございます。本日由紀さんがまだ登校されておりませんが、体調がすぐれませんか?」
父「あっ、すみません。体調が悪いようなことを言っていました。今家にいると思います」
桜「お家にいらっしゃいますか?良かったです。途中で何かあったのかと心配していましたので。では、お大事にしてください」
と電話を切りました。
お父さんとは初めてお話ししましたが、違和感しか感じませんでした。
みなさんはこの違和感に気づきましたか?
→ 続く