桜子です
「今はそんな時代じゃないから…」
と言われるようになりましたね。
モンスターペアレントが増え、不祥事の大小問わず、各教育委員会はすべての情報を開示します
SNSが発達し、すべての発言は発信してOKと勘違いしている人も含めて、いろんな意見を発信できる状況です
私はいろんな考えの教員がいて良いと思います。
ただ、自分の身は自分で守るしかない現在、何があっても誰も守ってくれません
私たち教員がきちんと指導した結果であっても、生徒が納得しなかったという部分だけ切り取られて、教員が叩かれます。
保護者が冷静に判断できない人(子供の言い分だけ聞く方)であった上に、学校に連絡を入れると、管理職は謝罪してしまう人が多くなってきました。
体罰はもちろんダメです。
しかし、生徒が何をしても、どれだけ規則に沿わない言動をしたとしても、
それをきちんと指導できないことが現場ではたくさんあります。
なぜなら、全体を見たら教員側に落ち度がなくても、指導された生徒が一部を切り取り「先生の言葉で傷ついた」といえば、
すべて教員が悪いようにとらえられる、もしくは報道されてしまうのです。
法律でいじめの定義は
「いじめとは、どんなことであれ、されたほうが嫌だと思ったらいじめになる」
となっています。
相手を陥れようと悪意をもって言った者がいるとしたら、その人がいじめの被害者になり得るのです。
実際にそのような場面を何度も見てきました。
ある年の1月ころ、2年生の被害を訴えた生徒(Aとします)が、加害者(とされた生徒をBとします)とされる生徒から悪口を言われ、仲間外れにされたと訴えてきました。
私は、AもBも1年生のころから知っていましたので、その話を聞いたとき頭の中が????となりました。
桜子「えっ??AがBをいじめたんじゃなくて?」
なぜ私がそう思ったのかというと、
Aは1年生のころから、いろんな生徒に対して強い言葉を投げかけ、その言葉に傷ついた生徒が泣くこともあるくらい言い方がきつかったのです。
そして、きつい性格だから、ほかの生徒の好き嫌いも激しく、嫌いな同級生に対して、陰口を言う生徒でした。
一方、BはAと仲良くしていましたが、Aが好きじゃない生徒に対しても、分け隔てなく仲良くできる生徒でした。
したがって、桜子はBが加害者になることは考えられなかったのです。
結局、1年生のころは発言力のある生徒が目立ちますが、生徒は成長していくのです。
学年が上がるにつれて、Bやそれ以外の生徒は考えが大人になり、Aの発言が子供っぽく思え、ついていけなくなったようでした。
それで距離を置くようになったら、Aが「仲間外れをされた!!」と言い出したのです。
何も言わずに距離を置くのはどうかと思いますが、
Bたちは、何度もAの発言を咎めていたそうです。それにAは耳を貸さなかった結果、距離を置かれたのです。
その背景がわかれば、Aは大いに反省しないといけないのですが、
例のいじめの定義により、Aが被害者になったのです。
そして、Aの保護者も「Aはいじめられている」というスタンスでした。
もし、この事件が報道されるとしたら、どこを切り取られると思いますか?
学校現場の報道がされるたびに、桜子は真実は違うとこにあるのでは?と考えています。
今の学校現場を見ると、将来の日本がどうなっていくのかと恐怖すら覚えます。