電車の中で一組の父子と乗り合わせた。

息子はもうすぐ小学生くらいだろうか。
斜め前に座った父子の父親は息子をそっちのけで、眉間にシワを寄せながら、一心不乱にスマホをいじっている。

息子は大人しくしているが、やはりつまらないらしく、父親に時折話しかけているが、父親は上の空でスマホに夢中である。


せっかくのお出かけ。

自分の息子との時間より大事なモノがスマホの中にはあるらしい。