ウルトラマンレオを観ていた。



最終回にウルトラマンレオは、ずっとそばにいた少年に自分の正体を明かす。 
 


「僕がウルトラマンレオなんだ!」 



そして、少年の目の前で変身して最後の闘いに挑んで行く…。 



カミングアウト


である。



ウルトラマンもそれぞれに地球人の姿を持っていて、その正体は明かさずにしている。 



それを明かす時は……
そう、カミングアウトだ。 

(ウルトラセブンのこのシーンは有名なのでご存知の方も多いかも知れないが。)


そして、最後の闘いを終えて旅立とうとする
「おおとり ゲン(ウルトラマンレオの地球人の姿)」
に今まで彼をいろいろ世話をしていたおばさんが言う。 


「おおとりさん、あなたが他の星から来た人だとしても私達は何も構わないのよ」 



そして、レオは言う。 



「ありがとうございます!その言葉を聞いて、これで本当に地球が僕の第二の故郷になった気がします!」 



なんだか、ウルトラマンにものすごく親近感が湧いた。 










そうなんだよな。 




人と違っていても、ありのままの自分を身近な人が受け入れてくれるって事の嬉しさ…
何だかちょっとウルトラマンの気持ちがわかった気がした。 




このあと、レオは笑顔で旅立って行く。 

自分を受け入れてくれた人達の気持ちを胸に新たな世界に向かうのだ。 

それをみて、それがその人達に対する恩返しでもあるのだと思った。 




私も性同一性障害の当事者として何度かカミングアウトの経験はある。


カミングアウトの葛藤も経験している。

そして受け入れてもらえた事の安堵感も知っている。


自分もカミングアウトして受け入れて貰えた事を喜んでいるばかりでなく、新たな世界に向かって行く事を忘れてはいけないと思った。 


自分の事を悲観して縮こまってはいけない! 

受け入れてもらえた安堵感に甘え過ぎてはいけない!




30年以上の時を経て「光の戦士たち」にまた教わった。 

 


みんなも観よう!! 
応援しよう!!!


今やウルトラセブンの息子や

タロウの息子が大活躍!
(ウルトラの父と母が『じいちゃん、ばぁちゃん』と呼ばれたのはショックだった)


そして、只今
セブンの息子のゼロを「師匠」と呼ぶ
「ウルトラマンゼット」
が地球を守ってくれている。




まだまだウルトラマンから目が離せない。