中年版『君たちはどう生きるか』
だと著者の金原ひとみさんがおっしゃる
『ナチュラルボーンチキン』読みました。
同調圧力が強い日本社会で、
自分の生きたいように生きるとは、
どういうことなのかを突きつける作品とある。
「子供を産んだら一千万もらえますくらいが
ちょうど良いのではないだろうか。
さらに五歳、十歳、十八歳の三回くらい
ここまでお疲れ様金として一千万ずつ給付、
つまり成人まで育てたら一人につき四千万。
それくらいしなければ子供なんか持とうと思えないのが
まともな感覚ではないだろうか。
現在国が行っている所得制限付きの児童手当だったり
出産育児一時金などの少子化対策なんて、
おはじきを弾いて間に小指を通すみたいな
無為なお遊びにしか感じられない。」
毎日同じような食事をし、
同じような服を着て、
ルーティンに忠実に生きる45歳の事務職の女性が主人公。
20代の平木さんというパリピ編集者と出会い、
新しい世界へ引っ張り出されます。
今とは全く違う世界・・・
見てみたいよね。
著者の金原さんはフランスで暮らしていたことがあるそうで
インタビューのなかで
「日本に帰ってくると、
人の視線が自分の視線になってしまう。
どんなに逃れようとしても、
人の目が内在化してしまっている。
日本では、純粋にこれがしたい、あれが欲しい、
日本では、純粋にこれがしたい、あれが欲しい、
こうでありたい、がすごく難しい環境だなと実感しています。」
と語っています。
わたしもそれをすごく感じる。
特に田舎に帰ってきて強く感じます。
だからかなぁ
旅をするようにいろんな場所で暮らしてみたい
という願望が昔からあります。
今日はクリスマスですね。
今年は平日で、
しかもこどもたちもそれぞれ受験勉強に忙しい。
娘は朝から塾の冬期講習へ。
娘を車で送っていき、その足で息子の高校の三者懇談へ。
出願する大学について。
帰りに出願用の証明写真を撮りに。
頭のなかは受験業務でいっぱい…
というわけで
わが家では特別クリスマスらしさはない
ふつうの平日です。
ケーキだけは昨日のおやつに食べました
ドイツやフランスのクリスマスマーケットとか行ってみたいな~
それでは、
素敵なクリスマスの夜をお過ごしください🎄

