離婚して一年経つ主人公の男性が
妹のすすめで山の上の男性専用の家事学校で
家事を学ぶ、というストーリー。
 

 
 
 
「家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、
 健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、
賃金が発生しない仕事、すべてのことを言います。
多くが自分自身や、家族が快適で健康に生きるための
手助けをすることで、しかし、賃金の発生する労働と比べて、
軽視されやすい傾向があります」
 
 
「フルタイム労働をしていると、
 どうしても家事は後回しになってしまいます。
 やる気のあるなしだとか、几帳面さだけの問題ではなく、
 長時間労働をやりつつ、
 家庭の仕事までやるのはハードルが高いのです。
 今の日本は、家庭に一人専業の家事労働者がいる
 という前提で、社会のシステムが形成されています」
 
 
 
 
 
 
読みながら、
ふだん何気なく当たり前にやっていることも
やりなれない人からすると
いちいち言語化しないたくさんのことを
さらっとこなしているのが、家事だよね
と思う。
 
おとなになると、お母さんありがとう!
って身にしみますね。
 
 
  *  *  *  *  *
 
 
先日認知症の義父に会いに行ってきました。
義父に会うのは年末に帰省して
みんなで食事をしたとき以来。
いつまでこれができるか
と言っていた矢先に
年明けに義父が肺炎にかかり、入院。
 
その後、義母ひとりで自宅での介護が無理と判断し
そのまま退院後は施設に入ることに。
コロナ禍の影響で、
面会は日曜祝日以外で
週に1回、同時に2人まで15分以内
という制限があり、
なかなか会いに行くことができずにいました。
 
先月末に院内でコロナに感染したと連絡があり、
高齢なので、どうなるかはわからない
と言われ心配していたのですが、
無事快復し、施設にうつることができたとのことで
やっと夫とふたりで会いに行ってきました。
 
半年会わない間にいろいろと衰えていて
会話もスムーズにはいかない状態でしたが、
会いに行けてよかったです。
 
 
面会の後、義実家に寄って
義母に頼まれた仕事をしてきました。
義母も89歳になり、去年までできていたことが
今年はできないって。
 
家事って誰でもできると思われがちなんだけど
けっこう重労働。
ふつうの生活が当たり前にできるって
実はすごいことなんですよね。
からだが自由に動いてこそできること。
 
 
誰でもできる
なんて思わず、
ひとつひとつできることに
感謝を感じつつ、
がんばった自分をほめたたえようキラキラ
 
 
 
今日も一日お疲れ様でした気づき