北海道の絶景・知床五湖

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世界自然遺産知床半島の中で1番多くの人が訪れる場所といえば、知床連山を眺めながら自然を満喫できる「知床五湖」です。

知床の自然の中でハイキングするなら知床五湖で決まりというほど定番の観光スポットです。一帯が国立公園に指定され、世界遺産にも登録されています。多くの観光ポイントがあり、それらは知床八景としてよく知られています。

 

この湖、不思議なことに川に繋がっていません。

では、どうやって水が入れ替わっているのかというと…..
地下の水脈を通って水が出入りしています。

湖の水は知床連山の地下水脈を通って湖にたまります。たまった水は湖底の岩に浸み込み岩盤を伝わり、
それが知床床半島の絶壁からオホーツク海に流れ落ちます。

原生林の木立は手つかずのままで、頭上まで伸びた深緑の枝の間から降り注ぐ木漏れ日は、都会ではなか得られない体験です。運が良ければ、キタキツネやエゾシカ、エゾリスなどに出会えます。ヒグマも出現することがあります・・


そして、湖畔展望台からの湖面に映る知床連山の大パノラマは、北海道の雄大さをまさに感じさせてくれるはずです。
夏の緑や秋の紅葉、夕陽と美しい瞬間は数えきれません。恵まれた自然とその中で生きる動物たちの命の連鎖に思いを馳せると、私たち人間の存在がいかに小さく、自然の懐がいかに大きなものであるかを改めて感じると思います。