今日は福岡県高等学校国語教育研究集会で、短歌の講演をさせていただいた。以前、馬場あき子先生がこの国語部会で講演をされたことがあり、私は付き人でお隣にいた。その頃はまさか私がこのような会で講演する日がくるとは思いもよらなかった。私は長い間、高校教師として国語部会の会員であった。国語の先生方を前にした講演は、いつになく緊張したが、古巣はあたたかかった。そして、最後に謝辞をいただいたのであるが、その先生が今日が私の誕生日であることを、どこかからの情報でご存知で、誕生日のことにも触れてくださり、思いがけなく会場の先生方からお祝いの拍手をいただいた。大勢の方から誕生日を祝っていただいたのは初めてである。忘れられない素晴らしいプレゼントをいただいたような思いである。講演の内容は、戦後の短歌についてである。

 

来年から、福岡に住む8人の詩人・歌人が編集同人(編集委員兼同人)となって、同人誌「ざんぼあ」を創刊する。その編集発行人を務める。メンバーは素晴らしい書き手である。それぞれに自分の作品世界があると思っている。プロ野球の監督が、たしかプロフェッショナルとは他の人に代われないことだと言っていたような記憶があるが、創作活動においてはそれは特に大事なことである。編集委員の年齢は少しずつ違っていて、世代や結社や、詩と短歌の垣根を越えて、後世に残る作品や文章を書いていきたいものである。尚、「ざんぼあ」は北原白秋の作品にもあるが、朱欒(ざぼん)のポルトガル語に由来する。

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