これだけ恋の話を
語っていながら


心から好きになって
付き合った男性は
夫以外にいない





過去に

交際していたのは

自分から
好きになった人ではなく

好きになってくれた人
だけだった



しかし
出会った時に
想いがなくても

交際を築くうちに
相手に惹かれ
好きになる喜びがある



それでも心は
いつもドライで

満たされているとは

感じられなかった




夫に関しては

微妙なところがある


出会った時から
恋を通り越して

一気に
夫婦のような関係に
なっていたからだ



常に冷静沈着で
誠実な夫は

お兄さん的
場合によっては
父親的な存在であり

そのせいか
どこか情熱が湧かず

恋愛をしている感覚が
あまりなかった



好きなのに
愛しているのに
燃えない心…


残念に感じつつも
安定した交際は
心地よかった





過去の交際は
多分

その人が
好きなのではなく

ただ
恋に恋をしていただけ
だったのかもしれない


自分自身に
YesかNoかを
問いかけた時

答えは
Yesだった






今の恋は

中学時代以来の
純粋な恋


12年もの月日が
流れていても

こうして
語りたくなる理由は

大人になって
初めて出会った
本当の恋だからだろう