今日はどんより、蒸し暑いです。
「あれは誰だ、誰だ、誰だ~」
また、出会ってしまった。
イタリアのデビルマン。
作家、その名をブッツアーティ。
雑誌の書評でふと目にした。
「七人の使者 神を見た犬」短編集。
書評で紹介されていたのは
「七階」という短編。
気になって眠れない。
図書館で直ぐに予約して。借りました。
待ちきれなく、帰り道、歩きながら、
「七階」を読みました。
面白い🤣面白い、こんな気持ちは久しぶり。
多分どなたも読まれないと思うのでネタバレを。
「七階」何を想像されますか?
病院なんです。
主人公には
微熱があった。
病気のせいで、(最後まで病名は出てこない)
その病気の専門病院。
遠くから見たら七階建のホテルのように綺麗な病院。
「大した事ないですね」という診断。
七階の見晴らしのいい素敵な部屋に入院することに。
看護師と雑談、そこでこの病院の仕組みを知る。
七階 ごく軽い症状
六階 大したことはないが、さりとておざなりにはできない症状
五階 かなり症状は深刻
⬇️
二階 重症者ばかり
一階もはや望みのないものばかり
主人公、「大した事ないから直ぐに退院できますね」と言われる。
どこか優越感もあったり、
お隣の患者さんから一階の怖さをとくとくと聞されるも他人事。
そんな矢先に看護師から
「三人家族👪さんが入院されるのですが、どうしても一部屋足りなくて、
ご家族離れたくないと言われて、
ほんの一時だけ六階に移っていただきたい。
直ぐにお戻しいたしますから」と懇願される。
あわわわわ〜
始まるんです。
「症状は七階なんですが、その治療の装置が五階にしかないから、一時的に移動した方が貴方のため」
「症状は七階なんですけど念のため‥‥」
もうおわかりですよね。
じわじわと下の階に降ろされる恐怖。
最後まで主人公は症状は七階なのにと思っている。
なぜか微熱だけが治らない。
気がつけば死を予感させる「一階」に居た。
怖いですね〜
でもあるかもしれません。
大した事ないけど一応病院に、
いつの間にやら治るつもりがあれよあれよと悪くされる。
不謹慎というより、これこそが寓話では⁈
「七階」、短いですが引き込まれます。
私的に今年のNo.1になる可能性大です。
ちなみにブッツアーティはイタリアのカフカと言われているとか。
短編集もたくさん出ていて、他にも読んでみたくなりました。
気分を変えて、
今週は
六本木や赤坂方面へお散歩に行きました。
ランチは六本木の「賛田飯店」不思議な雰囲気。
赤坂御所お隣の「豊川稲荷東京別院」
なんじゃもんじゃ神様いっぱいの神社です‼️
廊下も?素敵な「虎屋」さんでした‼️
久しぶりに友人と赤坂、六本木界隈のお散歩、充実した1日となりました。
ただいま放映中のNHKドラマ「老害のひと」
エンディング曲「さらば恋人」ですね❣️
毎度のごちゃ混ぜ駄文の更新となってしまいました。
いつもご覧いただき、感謝申し上げます。