明るい日差しを感じる日に
心温まる映画に出会いました。
「イルポスティーノ」という伝説の映画を
ご存知の方はおいででしょうか?
(1986年5月18日発行)
実家にあった古いシネシャンテのパンフレット。
母か弟が観たのか⁈
とても気になります。
FC2にて視聴可能でした❣️
何が伝説かというと主演男優(マッシモトロイージ)は、
心臓病でこの映画の完成の12時間後に41歳の若さでこの世を去ったのです。
しかしながら映画は陽気なナポリ沖の小島。
少しコメディ風でもあり泣き笑い。
水だって引かれていないから、
本土から週に一度船で運ばれてタンクに貯蔵して使うような島。
文明社会から少し切り離されたようなナポリ近辺の小島だというのに
「郵便局」が憎らしいほど可愛らしい🥰
1950年代のイタリア。
その小島にチリから共産主義者ということで有名詩人パブロネルーダが亡命してきた。
主人公のマリオは無職だったが、字が読めるという事で世界中から詩人宛てに来るファンレターの配達人の職に就く。
ちなみにこの島の住人は、ほとんどの人が字の読み書きができません。
やがて詩人との交流から詩を学び、パブロは逮捕容疑が解かれチリに帰国。
マリオは恋人と結婚。
幸せな矢先、
共産主義の集会で暴動に巻き込まれて死んでしまう。
最後は詩人パブロが島を訪れ、マリオの死を知る。
マリオと語りあった思い出の海岸で、
静かに詩を読んでエンド。
「‥‥そこに顔は見えなかった
でも私に触れた」
詩人のパブロは実在の人物でノーベル文学賞受賞も。
やはり素晴らしい😀ユーモア満載のハートフル映画です。