昨日は太陽が☀️眩しいくらいの晴天でした。

 

キラキラ輝く✨太陽が恨めしくなるようなお話。

「ドリアン.グレイの肖像」オスカー ワイルド作

Amazon primeビデオで

先にこの「ドリアングレイの肖像」の古い映画を見つけていました。

その直後に、この本もブックオフで見つけて。

これは「見ろ、読め‼️」のサインか❣️✨

 

幻夢とも思える不思議な怖いストーリーです。

先に映画を見てしまいました。

 

Amazonプライムの映画は1945年と1972年版がありますが、

イメージ的には1945年版が近いかもしれないです。

1972年はヘルムートバーガー主演ですちょっとエロチックです。

そういえば彼は「家族の肖像」にも出ていた。「肖像」繋がり💡

ルキノビスコッティ監督のお気に入りの俳優でした。

 

(追記)オルカーワイルドは童話「幸福な王子」の作者でもあります。

銅像の王子様は身につけた宝石を次々に貧しい方へ差し上げる。お話。

 

「あらすじ」

 

主人公の美青年、名前はドリアングレイ。

青年は画家の描いた美しい自分に嫉妬してしまう、

永遠に老いないなんてズルイと。

 

ついには永遠に老いたくないという願望へ。

それが周りの人をも巻き込む事に。

恋人は自殺。最後には画家を殺害。

 

キーワードは「ドリアングレイの肖像画」

悪魔に魂を売った美青年は老いない

代わりに肖像画がどんどん老いていくという展開。

 

結末は、怖かったですね。

自滅(死)にまで追いやられたドリアングレイ。

肖像画のドリアングレイは元通りの若い姿、

死体のドリアングレイは‥‥ご想像通りです。

ーーー

ドリアン・グレイは絶望のあまり曾てベエシル・ハルワアドを刺した同じ短剣でその絵姿を刺し貫いた。

すると、それと同時にドリアンは恐しい叫喚とともに打ち倒れた。

物音を聞きつけた人々がその部屋に入って来た時、

人々は美貌の少年の絵姿の前に、

夜会服の胸を刺し貫いて倒れている醜い「陰惨な人相をした男」の死体を

発見したのであった。ーーー(青空文庫から転記)

 

映画と小説。

はっきり申し上げます。

小説の方が遥かに上です。

映画はあらすじは合っていますが、

永遠の美青年という事に終始焦点が当てられ、

小説とは視点というか論点が違う感じです。

小説には映画では表現しきれない悲哀、哀愁が漂っていて、

哲学的な教訓も感じられました。

「見栄や虚栄心に振り回される」弱い人間。

その独特な世界感に引き込まれます。

 

勝ち続けの人生なんてあり得ない。

際限ない欲望は結局身を滅ぼす、という事です。

欲望を満たすためには悪魔に(実際は悪魔は出て来ません!)魂だって売る。

少し宗教的でもありますね。

作家オスカーワイルドは人間の幸福とはどういうことかを、

追求されていた方なのかもしれません。

 

そういえば過去にも似た映画がありました。

「エンゼルハート」ミッキーローク主演。

好きな映画でした。

原作はウィリアムヒョーバーグの「堕ちる天使」。

(何度読んんだことか、ボロボロ)

名声と引き換えに、死んだらその魂を悪魔に売り渡す契約をした主人公。

裏切りは許されない、上手く逃げたつもりでも、

(他人の心臓を食べて入れ替わったつもりだった)

最期は悪魔の勝ち。まんまと魂を持っていかれる。

少し似た展開ですね。

 

 

今日はブロ友様のところで「遠く 遠く」に出会いました🎵
大好きな曲です。

この時期にぴったり。そしてせつない。

 

ついでに最近活動再開されましたね、この方!アンジェラお帰り❣️

 

好きな曲なので自己満足で載せております。

 

本日もご覧いただき感謝申し上げます。

ありがとうございました。

今週末桜開花しそうです。

良い週末をお過ごしください♪