片づかないリビング学習、
解決する3つの工夫
現役高校教師の整理収納アドバイザー|さくらどうKです。
前回、リビング学習のメリットについて書きましたが、
今回はあえて「デメリット」についても触れてみたいと思います。
中でも多くのご家庭から聞くのが、
「教材や文房具が出しっぱなしになって散らかる」
「結局、毎回リビングが片づかない」
というお悩みです。
たしかに、リビングはもともと家族の共有スペース。
そこに学習道具が加わると、モノの出し入れや管理が難しくなるのも自然なことです。
でも実は、この問題は整理収納の工夫で解決できます。
今日は、私が整理収納アドバイザーとしてお伝えしたい「3つの工夫」をご紹介します。
1.リビング専用の「学習セット」を作る
毎回ランドセルやカバンから道具を出し入れするのは、お子さまにとって案外大変な作業です。
だからこそ、リビング学習用に文房具やノートなどをまとめてセット化しておくのがおすすめです。
たとえば、
・筆記用具
・消しゴム
・定規やのり
・予備のプリントやメモ帳
これらを、無印のケースや100円ショップのボックスなどにひとまとめにしておくだけで、出し入れがとてもスムーズになります。
2.「しまいやすさ」を最優先にした収納
お子さまが自分で片づけられないのは、「片づけの仕組みが合っていない」ことが多いです。
大人は『元に戻す』感覚がありますが、お子さまにはそれが難しい場合もあります。
だからこそ、収納は『しまいやすさ』を第一に。
・フタのないボックス
・学習する場所のすぐ近く
・見てわかる仕組み(ラベルや写真)
この3つを意識するだけで、ぐんと片づけやすくなります。
3.片づけを「学習のセット」として習慣化する
片づけを『ついで』にしようとすると、忘れがちになります。
そこでおすすめなのが、片づけを学習の一部として習慣化すること。
「終わったら、5分だけお片づけ」
「終わりの時間にタイマーをセットして、まとめてしまう」
こうしたルールを決めておくと、
『やる→しまう』が自然な流れになります。
毎日の積み重ねが、やがて『考えて動ける子』につながっていきます。
おわりに
リビング学習は散らかりやすい、というお悩み。
それは決して親御さんのせいではありません。
モノの「定位置」がないだけで、お子さまも大人も迷ってしまうのです。
ほんの少しの整理収納の工夫で、
学習環境がぐっと快適に、そして自立のきっかけにもなります。
お子さまの性格や暮らしに合わせた仕組みづくりは、ご相談いただければいつでもアドバイスいたします。
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「考える力は、片づけから育つ」
そのきっかけを、暮らしの中から一緒につくっていきましょう。
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