「勉強しない子」にイライラする前に読んでほしいこと
現役高校教師の整理収納アドバイザー|さくらどうKです。
責める言葉では人は動かない
「うちの子、全然勉強しないんです」
「スマホばっかりで、やる気があるのかないのか…」
そんなふうにイライラしたり、心配になったり。
そんなお悩みありませんか?
でも、ちょっとだけ立ち止まって考えてみてください。
たとえば、あなた自身も…
「部屋を片付けなきゃ」
「そろそろ書類の整理をしないと」
と、頭では分かっていても、
疲れていたり、優先順位が違ったりで、
なかなか行動に移せないことってありませんか?
「分かってるのに、できない」
それは大人も子どもも同じです。
しかも中高生は、自分で判断したい年ごろ。
親に「勉強しなさい」と言われれば言われるほど、
反発したくなるのが自然な心の動きです。
これは脳の仕組みにも関係しています。
脳は「命令」や「プレッシャー」よりも、
「安心」や「承認」に反応して行動しやすくなるのです。
たとえば、こんな声かけならどうでしょう?
- 「自分なりに計画立ててる?」
- 「この前より集中してたね」
- 「疲れてるようだけど、体調は大丈夫?」
直接「勉強しなさい」とは言っていなくても、
見守ってるよ、気にかけてるよ、というサインはしっかり伝わります。
そして、片づけもまったく同じです。
「早く片づけて!」ではなく
「使いやすくなった?」
「自分のやり方で整えてみたら?」
そんなふうに、
自分で考えられる問いかけを意識してみると、
行動へのハードルはぐっと下がっていきます。
「やらない」の裏には、「やれない理由」や「気持ちの壁」がある。
中高生ならなおさら、自分でも理由が分からないこともあります。
だからこそ大切なのは、
「どうしたらやれるようになるか?」を一緒に考えることが大切でしょう。
このスタンスが、
子どものやる気のスイッチを押す鍵になります。
勉強も片づけも、
「ちゃんとしなさい」と言われ続けた記憶より、
「見守ってくれていた安心感」が心に残ります。
あなたのちょっとした関わりが、
お子さんの成長にとって、大きな土台になるかもしれません。
📌 暮らしの教室|さくらどうKでは、
思春期の子どもたちにも響く「暮らしの整え方」「学びの環境づくり」をお伝えしています。
いつも暮らしに快適を‼️