
アンジェリーナ・ジョリーが
強さと美しさを演じてきていて
そこが好きでもあったけれど
それにさらに母性愛のようなものが加わり、
その目の奥の優しさや切なさにただただ引き込まれた♪
勧善懲悪という言葉はあるが、
立場が違えば善も悪も紙一重だ。

さて、こちらは和菓子屋さんが舞台だから
という理由で選んだけれど
やっぱり邦画もいいなぁ。と。
どの家庭にもなにかしら表にはだせない、だしにくい事情というものがある。
この家族も形としては家族のようで、
でも心はばらばらなところにあるところからはじまる。
演じている役者さんは大人なのに
母親目線でみていたら
姉妹が心配になったりやきもきしていたなー、、私!

こちらは以前本を読んですごく好きになった作品。
ああ、原田知世さんはなんて可愛らしい人なんだろう、と素直に思ってしまう。
映像からは匂いと味は感じられないはずなのに
あまりにも美味しそうなあのしあわせのパンを
ふわっと半分こすると
こちらまで優しい焼きたての匂いがとんでくるようだった。
北海道の雄大な自然も
そこに本当に暮らしているようなキャストの自然な演技にひきこまれ
食べ物をとおして人の心が動いて変化していくのをそばで見ることができた、と
見終わってこちらこそしあわせな気持ちをおすそ分けしてもらえたような作品だった♪