京都国立博物館の「王朝文化の華」をみてきた。
なんとオープン日。それをちゃんと調べてきた親友親子、さすがです。
でもとーっても面白かった。
藤原氏を先祖にもつ近衛家の保存されていた貴重な宝物を公開。
藤原道長の直筆の御堂関白記には
事細かに書かれた日記などはそれこそ現代のブログやツイッターにも通じる。
日本人の写真や日記などの記録好きのルーツはここにあり?とも思った。
また、後に行く、修学院離宮をつくった後水尾上皇の指人形 気楽坊なども
政治のごたごたに巻き込まれた後水尾上皇が
「世の中を 気楽に暮らせ 何事も 思えばおもふ おもわねばこそ」
と詠った言葉となんだかつながりその情景が浮かぶようだった。
あまり英語での説明もなかったので
私の乏しい英語力と母の鍛え中のドイツ語での訳で
2人は楽しんでくれてなによりだった。
さて、そこから電車でGO!
川島テキスタイルスクールさんでの見学。
ドイツで自分の機織きをもっている親友のお母さん。
そして日本人でありながら織物のことはよくわからない私たち。
そんな私たちグループを担当してくださった先生のなめらかな英語と
丁寧なご説明で見学はスムーズにすすんだ。
お隣にあった織物文化館でも理事長さんが丁寧に1から織物のご説明をしてくださって
また、工場にもご案内していただいた。
この大きな機織機!すごい!
緞帳をつくったりするときにも使われるそうで・・・。
舞台の幕というのは本当にすごい。
客席の照明が暗くなって先ほどまでの現実から一気に
舞台の世界へ誘うのがこの幕のあがる瞬間。
舞台前にこの幕の裏で高鳴る鼓動を感じたり、
舞台後に共演者と抱き合ったり、
きっと緞帳はそんな役者やスタッフさんやお客さんの表情全てを
みてたんだなーって思った。
細やかな織物技術。
この1日で私自身、織物文化に触れ、
それを引き継ぐ繊細な職人さんたちの織りなす作品に
圧倒された。
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