京都の旅 その3 | さーやの庭

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音楽、舞台、子育て、食べ物、旅行のこと
大切な家族や友達、出会った人たちのこと
私の庭にはたくさんの話の花が咲いてまーす!

京都国立博物館の「王朝文化の華」をみてきた。

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なんとオープン日。それをちゃんと調べてきた親友親子、さすがです。

でもとーっても面白かった。
藤原氏を先祖にもつ近衛家の保存されていた貴重な宝物を公開。

藤原道長の直筆の御堂関白記には
事細かに書かれた日記などはそれこそ現代のブログやツイッターにも通じる。
日本人の写真や日記などの記録好きのルーツはここにあり?とも思った。

また、後に行く、修学院離宮をつくった後水尾上皇の指人形 気楽坊なども
政治のごたごたに巻き込まれた後水尾上皇が
「世の中を 気楽に暮らせ 何事も 思えばおもふ おもわねばこそ」
と詠った言葉となんだかつながりその情景が浮かぶようだった。

あまり英語での説明もなかったので
私の乏しい英語力と母の鍛え中のドイツ語での訳で
2人は楽しんでくれてなによりだった。

さて、そこから電車でGO!

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川島テキスタイルスクールさんでの見学。
ドイツで自分の機織きをもっている親友のお母さん。
そして日本人でありながら織物のことはよくわからない私たち。
そんな私たちグループを担当してくださった先生のなめらかな英語と
丁寧なご説明で見学はスムーズにすすんだ。
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お隣にあった織物文化館でも理事長さんが丁寧に1から織物のご説明をしてくださって
また、工場にもご案内していただいた。

この大きな機織機!すごい!

緞帳をつくったりするときにも使われるそうで・・・。
舞台の幕というのは本当にすごい。
客席の照明が暗くなって先ほどまでの現実から一気に
舞台の世界へ誘うのがこの幕のあがる瞬間。

舞台前にこの幕の裏で高鳴る鼓動を感じたり、
舞台後に共演者と抱き合ったり、
きっと緞帳はそんな役者やスタッフさんやお客さんの表情全てを
みてたんだなーって思った。

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細やかな織物技術。
この1日で私自身、織物文化に触れ、
それを引き継ぐ繊細な職人さんたちの織りなす作品に
圧倒された。


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