金色小春誕生日おめでとう!
【四天宝寺中男子テニス部・部室に遊びに来たお兄ちゃん】
「こんちはー、お邪魔しま………」
「きゃーーーーー鏡見くんキャァァァァァァ!!!」 (がばあっと)
「んなっ・・・何ッ、何事だよ!!??」
「いらっしゃぁぁ~い、キャーめっちゃ嬉しいー!ますます盛り上がってまうわぁ~!」
「え、何がどうしたんだ?…なんか良いコトあったのか??」
「ケッ、何飄々と現れとんねんこのイケメン気取りが!良い事あんに決まっとるやろ!」
「一氏はちょお黙っとけや。んふふ…実はねえ、本日11月9日はァ・・・・」
「小春の誕生日やーーー!!!どやめでたいやろ!お前もこの出くわせた幸運に感謝せえや!!」
「いくつんなったかは聞いたらアカンでぇ~~~♪」
「(15歳だろ…) そ、そうだったんだ。悪いな、知ってたら何か用意してきたんだけど…」
「いや~んそんなんええんよォ、鏡見くんは存在自体が花束やから…☆ もうっ、イケメンな上にフォロー上手ってどんだけ~!」
「・・・・・ぐぅっ・・・ (なんで鏡見ばっかり…あいつばっかり…)」
「でもォ、やっぱちょっぴりお祝い欲しいわぁ~ おめでとうって言ってくれはる?」
「もちろん。金色、誕生日おめ………」
「ハイストップ!!ちょっとォォォォそんなフツウ仕様でアタシが満足する思とんの!!??」
「す、スイマセンっ!!??;」
「駄目よダメダメッ、カッコ良くスマートにかつ甘~く言ってくれなきゃやーよっ。 今日だけアタシをカノジョだと思て・・・ね?」
「ハードルだいぶ高いな…おい」
「小春ぅぅぅぅ~~~~俺が、俺がお前をスマートに男前にエスコートしたるから!!」
「一氏死ね!! ねぇ~ん鏡見クン、オ・ネ・ガ・イ…♪」
「わ、分かったよ。じゃあとりあえずやってみるから…」 (髪の毛分けてみたりして準備)
<ここから攻め面モード>
「小春、今夜は予定空いてる?もし空いているなら、その時間を俺にくれないか?部屋を…通天閣の見える、ホテルの最上階を予約してあるんだ。君と見るネオンは…いつも以上に綺麗だろうな。でもあくまで小春の引き立て役でしかないけれど、ね。ワインで乾杯した後は、プレゼントを用意しているんだ。何かって?ダメ、拗ねた顔も可愛いけど、まだ内緒だよ。そうだね…君が一番欲しがってたもの…とでも言っておこうか。…ん?どうしたんだ、そんな顔をして。なぜ俺がそんなことをするのか、分からない?ふふっ、小春はあわてんぼさんだね。そんなところも好きだよ」
「だって今日は…俺だけの天使が生まれた日、君の誕生日じゃないか…!」
<攻め面モード終了>
「・・・・・とかまぁ、こんな感じか?いやー我ながらこれはないかなぁ…アハハ」 (照れ笑って)
「…こっ、…こんなの、初めて………!…っ、……うう~ん……」 (目をハートにさせつつ卒倒)
「こ、小春!しっかりせえ小春ぅぅぅ~~!!! か、鏡見のアホっ!お前ホンマはいくつやねん!?島耕作にでもかぶれとんのかい!」 (半泣き)
「そ・そんなにおかしかったか!?や、やっぱりちょっとクサかったなって、自分でも思うけどさぁ…!///;」
「…鏡見…恐ろしい男やで、ホンマ………」
受けのくせに!
お兄ちゃん受けのくせに!!
でも武蔵が本気出すと凄いと思います。ただでさえイケメンなのに……!
どんな女の子だってブイブイいわせちゃうよ!
男相手ですか?男相手は無理ですよ、だって総受けですから…(すごい言いがかり)
…悪ノリしてすみませんでした…!
小春誕生日おめでとうございましたー!