Gamble Rumble | 櫻田日記帳

Gamble Rumble

予定が大幅に狂ってしまい、朝から途方に暮れていました。

家にとんぼ帰りしようにも、大層気合いを入れて支度をして出た手前そう簡単には戻れず、

では誰か他に遊んでくれる人は…!!

と考えたのですが、おいおい今日は楽しい三連休中日だぜ…?と思い直し、そっと携帯を畳みました。




結局悩んだ末に向かった先は、地元のパチンコ屋です。

(この発想がもう・・・)




平日でもやたらと混み合っている地元の名店・パーラープリンスへ。

アカギとカイジの台があるかなと思って探したんですが、ここには置いてませんでした。残念。



台を見ても釘の位置がどうとか、本日回転数がどうたらこうたらとか全く分からない凡夫の為、適当に空いてるところを物色。

すると何やら見覚えのあるシルエットが・・・

これは…あれ… まさか上司とかじゃ…!?

気配を殺しながら接近してみると、うん、うちの父でした。しかもアッサリ見つかった。


「人と逢うって出かけたくせに、パチンコ屋来てるとか… 本当は最初から誰も……」


みたいなことを言われたんですがちが、違うよ!本当に最初は予定があったんだよ、、、クソッ、そんな哀しい目で娘を見るのはやめてくれ…!!!





結局並んで台につきました。本日は忍者ハットリ君です。

『新台入荷!!』と頼もしいフラグが立っているせいか、やたらと大人気。

確かに周囲を見渡すとドル箱が4・5個、威風堂々と鎮座されてる方もいらっしゃって、これは期待が持てそうだ…!

しかもこっちは今日はダブルスだ。1人が駄目でもまだもう1人いる・・・!

血の繋がりも手伝った連帯感が生まれ、いよいよ試合開始。



パチンコって、いかにしてあの穴に入れられるかを考えながらやっていると、それだけでも結構楽しいですよね。

連続で玉が入ったりすると嬉しいし。

それに加えてアニメーション。趣向を凝らした演出で、見る人を飽きさせない。ハラハラドキドキの連続。





端的に言うと駄目でした。

しかも二人共。





あっという間に軍資金5千円が吸い込まれ、隣の父の500円玉を時折くすねたりしながら粘ったのですが、うんともすんとも言わない。ひどい。

当てる気がないなら無駄にキラキラしたり音出したりするのはやめて欲しいですよね。ドキッとするじゃないの!






もう・・・後がない

この2千円で・・・ 全てを終わりにしよう・・・



虎の子の2千円札を両替し投入。せめて今だけでいい、赤木しげるが私に憑依してくれないだろうか・・・

いや運という意味では豪運ホワイトホール・鷲巣様がいい。 23巻面白かったな…家帰ったらまた読もう。


祈りのうちにかかったのは、もうすっかり見慣れた平凡なリーチ。

が、今回ばかりはなにやら様子が違う。



どうせ駄目だろと思いきや…発展。


でも次で……いや、また発展?


それから発展につぐ発展。速くなる鼓動。またも発展。



台上の赤サイレンが2個とも点灯している。画面真ん中から変なキラキラする物体が降りてきている。右のハットリ君フィギュアが手裏剣モーションをしている。

うちの父親が覗き込んでいる。隣のオニーチャンも熱い眼差しを送っている。熱い。これは熱い。激アツだ。来た。来たな。来たよ。これは確実に来た・・・・!!


神域・赤木しげるよありがとう。豪運・鷲巣巌よありがとう。




そして全ての福本キャラに・・・ 確変大当りッ・・・!!
























ハットリ君は悪くない。


ただ・・・期待をしすぎてしまった私がいけなかった。



赤木しげるでも鷲巣巌でもなく、うっかり矢木さん(←1巻で中学生アカギに負けた代打ちの人)あたりを憑依させてしまったようです。



パチンコはギャンブル。負ける確率の方が高いということを、私達は忘れてはならない。



「次は来るのでは」という期待も、本来はしてはいけないのだ。夢を見る者から切られる・・・

これは・・・戦争だろうがっ・・・・!!





ハットリ君は本当何も悪くないけど、でもハットリ君は…ちょっとしばらく許せないな…と思いました。CMは好きだけど。