Change the World | 櫻田日記帳

Change the World




人事異動が



終わりました




私は辛くも同支店居残り組となり思わず薄ら笑いを浮かべてしまったんですが、

なんかもうすごいことになりました。

5人が旅立ったのに対し、入れ替えが3人て。

ただでさえ人手不足に喘いでいる場所なのに、何やらまた二人も削減されたというではないですか。
あとは巷で噂の超問題児がやって来るだとか、腹に一物も二物も抱えた人が乗り込んで来るだとか、そんなんばっか。

そして期待のニューカマー・若い力の投入。それは別にいいんですが、いいんですが、

そりゃ若い子のが嬉しいっちゃ嬉しいんですが、若い方が…いいですよね。うん…


…ウッカリ部門内で一番の年長者(=最も責任のある立場)になってしまいました。え…?


私はどだい人の上に立てるような身分ではないので…早くも逃げ出したくてたまりません。敵前逃亡は士道不覚悟、とか言ってらんない。
あとは4月まで一人足りない状態で回していかねばならず・・・どう…これ、正気ですか?………
軽くいじめどころか、もうそういうんではなくて完全に忘れられている気がします。
こういう境遇の支店があって、こういう状態の人間がいる。そういったことが上層部には伝わっていない…ただそれだけのことなんですね。

新体制が発表された時のあの沈黙。あの静けさが今後の当支店の全てを暗示している…そんな気がしました。

忘らるる支店。捨て去りの山。臭いものには蓋。人材の墓場。




「墓場は墓場らしく、ひっそりやりましょうか…」



沈痛な面持ちで呟いた後輩の言葉には思わず笑ってしまったんですが、



「…これでようやく1年ちょっとの懲役も終わりです」


3月をもって退職する後輩の言葉には全く笑えませんでした。残された私たちは囚人ですか。
彼は入ってきた時とは顔つきが別人のようになってしまい… 晩年はそれこそ触れるもの皆傷つける、勢いで目つきがやたらと鋭くなっていました。

気の毒としか言いようがない…




そんな春を迎えますが、私は元気です。
まぁやってみれば意外となんとかなるもんですよね。とりあえず私がシャッキリしないとあかんですよね。





「大丈夫です新町さま、…私がいます」




健気な嫁の為に頑張ります。











若い子で思い出したんですけど、
紳とイシュメルは馬が合いそうだけど、イシュメルと多聞は気が合わなそうという設定を思い付きました今。
多聞に「ロメオだって若い方がいいに決まってんじゃん!」て言われて後で密かに凹むイシュが見たい…見たいです!!