Close my eyes, open the 眼科病院 door. | 櫻田日記帳

Close my eyes, open the 眼科病院 door.

爽やかな風が吹き込む初秋の朝・AM7:00。

またいつもと同じ、変わり映えのない朝が来た…。掛け布団などとうにないベッドの上で女は呻いた。

眠い。瞼が重い、重すぎる。昨夜調子乗って夜更かししたからだろうか。それとも寝酒が悪かったのだろうか。

緩慢な動きで携帯のアラームを止める。それにしても瞼が重い、というより何だか腫れぼったい……




いや本当に目が開かない


開けているのに開いてないという、四次元的ミラクル。




なんのこっちゃと階段を転げ落ち洗面所で鏡を見たら、ヒィッ朝っぱらから妖怪が…!?

いやまぎれもなく私自身だったんですけど、そりゃもうひどい顔でした。

左眼の下、なんていうんでしょう、ホルモンタンク?そこがボッコォォ…ン!と見事に腫れてました。

本気で焦りましたよ、だってホント目が開かないんです。意識してないのに常に薄目状態。正直おっかないです。


普段会社に行きたくない行きたくない呟いている割に、実際休もうとなると切り出せない性質なので(ただの内弁慶)、その上眼帯とかオシャレアイテムも持ち合わせていないので、仕方なくそのまま・ありのままの私、デビュー。

強引にアイメイクしたら余計ひどい有様・”妖怪紫目腫れ女”(主に朝出没)になったんですがもう知るか!とガン無視。

車の運転に支障をきたす程でした。遠近感がとれずにおそるおそる・探り探りの運転でした。ミラーを見ると後方遥か彼方まで列ができてて大変申し訳なかったです。この朝の忙しい時間帯に…!



職場の人には例によって「あんれこりゃ酷かんびゃ~」と爆笑されるわ、むず痛痒いわ書類は霞んでよく見えないわ、それを意識するあまり仕事に身は入らないわで散々でした。嘘です仕事に身が入らないのはいつもでした。

それでも市販の目薬で誤魔化し誤魔化し、左眼に爆弾を抱えつつも14時まで乗り切りました。

「眼科行ってきた方がいいよ…?」と上司の勧めもありキャッホホ~イと早退。うかれちゃってマックでチーズ月見バーガーとか食ってきましたからね。あれは美味い…季節限定なのが惜しいです。




診断結果は結膜炎でした。


なんだ大したことないじゃんと思われるかもしれませんが、いやこれ、伝染るんですってよ!しかも何気に両目かかってました。

家族からさっそく邪険、隔離対象とみなされて切ないです。こんな仕打ちはあんまりだ。






「今日はよく頑張りましたね。そんな新町様、私は好きですよ」



…?誰もいない。幻聴、だろうか。