12月21日、舞台「No.9 不滅の旋律」4度目の公演が幕を開けました。

 

ロビーを飾るお祝い花の豪華さが戻ってきて嬉しい。

開幕前から胸が高まりっぱなしのまま幕が上がり、ベートーヴェンの物語の世界に一気に惹きこまれていきました。

 

2015年の初演以来何度か観た舞台なのに、新たな感動と興奮が押し寄せてきます。舞台の上で繰り広げられる物語に引き込まれていきました。

 

吾郎さんのベートーヴェンは、激情にかられるだけでなく、その時々の感情を細やかに表現していて、人間ベートーヴェンをより深く感じました。新キャストが加わったことで、登場人物たちとの関係性も新たな側面が見られて新鮮でした。ラストに押し寄せる感動をどう表現してよいのか、言葉が見つかりません。

 

新たに会場となった東京国際フォーラムCは音響が素晴らしくて、生で聞くピアノや合唱が迫力と透明感を持って心に突き刺さります。ベートーヴェンの音楽ってなんて素晴らしいのだろう!そしてそれを生み出した天才を演じきった吾郎さんの凄さ。この人のファンでいてよかったとしみじみ思いました。

 

初日にしてこの完成度!でもこれから回を重ねてきっとますます深化していくのでしょう。東京、久留米、大阪、そしてラストの浜松では、どんなすごい作品になっているのでしょう。期待しかありません。