ダレハナとのクロストークで、今年上半期激アツだったものを聞かれた吾郎店長はファンミーティングと回答、楽しかったそうです。山本さんはゴルフで100切りしたことと聞いて、ゴルフをよく知らない山崎さんに何が凄いか説明する吾郎店長でした。優しい。

 

✤オープニング

♪ Mr. Brightside / The Killers

     吾郎店長が夏フェスを企画するとしたら?とオープニングで聞かれ、ロック、ジャズ、クラシックを全部楽しめるフェスとかと言う店長、ジミ・ヘンドリックス、ビル・エヴァンス、トリはベートーヴェンと無理目なラインアップなので、20年ぶりにフジロックに出演するThe Killersの曲でオープンです。

 

✤Today’s Music Recommended

 この日の特集は「Wham!からひも解くブルーアイドソウル」。スペシャルバイヤーとして、鍵盤奏者の谷口雄さんに解説頂きました。

まずブルーアイドソウルとはどんなジャンルが伺いました。昔は、ソウルは黒人ミュージシャンの物、ポップスが白人ミュージシャンの物と分かれていたが、白人がソウルに憧れて歌いだしたジャンルの音楽。1960年代前半に歌上手のライチャス・ブラザーズがレコードを出した時、新聞でブルーアイドソウルと評されたのが始まりだそうです。イギリスでは1958年にマリー・ウォーターズというシンガーが英国ツアーを行って評判になり、影響を与えたのが始まり。後のローリングストーンズやレッドツェッペリンもいてブルースに影響を受けたロックが誕生したとのこと。ストーンズは、ライブでカバーするために作ったアーティストの名前を言っていたので、リスペクトが広がったのだそうです。

 

♪ Shake / Small Faces

初期ブルーアイドソウルの流れから1曲。1966年アメリカのソウルシンガー、サム・クックのカバー曲。

 

Wham!について伺いました。ブラックミュージックオタクのジョージ・マイケルと同級生のアンドリュー・リッチーによるデュオグループ。実はジョージのオタクぶりが反映されていて、デビューアルバムにはラップをいち早く取り入れたりしたそうです。2枚目のアルバム「Make It Big」から3枚立て続けに全米No.1ヒットを出し、ソウルミュージックをポップに仕上げてブルーアイドソウルに市民権を与えたのが大きな功績とのこと。Wham!は4年ぐらいで解散してしまいますが、その後ジョージ・マイケルがソロでアメリカンミュージックアワードのベストR&B賞を受賞、本家でも認められたそうです。

 

♪ Young Guns (Go for It!) / Wham!

Wham!のデビューアルバムより。

 

70年代後半からは、人種の壁を越えたグループが登場したり、英国出身のビージーズがディスコブームをけん引。80年代にはスティーリー・ダン等に影響を受けたブラックミュージックが登場するという逆の流れもあったそう。アメリカではR&Bやソウルをベースに、ホール&オーツ、ボズ・スキャッグス等が登場、ソウルに影響をうけた音楽が当たり前になっていたそうです。

 

♪ Shout to the Top / The Style Council

80年代を代表する1曲。

 

ブラックミュージックをロックに取り入れるというWham!が作った流れは続き、近年では、マルーン5やエイミー・ワインハウスへつながるそうです。

 

♪ Sunset / 優河

ラストは谷口さんがキーボーディストとして参加している曲。

 

この日のメッセージテーマは夏のお楽しみ2024:

✉甲子園の応援→吾郎店長は堀越学園高校時代、調布の球場に母校の応援に行ったことがあるそうです。

✉父の畑で取れる夏野菜→夏の楽しみて野菜かなという店長は、この間ラタトゥイユを10人前ぐらい作っちゃったそうです。

 

4時台は先週リリースされたニューアルバムからの曲でスタート

♪ 風になれ / YUKI

 

✤お出かけトラッド

横浜にある「ヤマハミュージック横浜みなとみらい」をご紹介。 楽器店だけれど、体験型融合施設で自動演奏や楽器体験コーナーなど誰でも楽しめるそうです。安藤店員がエレキギター生演奏にチャレンジし、吾郎店長がまさかこの番組で僕より先に生演奏されるとは!とおっしゃっていました。ドライブソングは暑くなってきて夏が待ち遠しいということでこの曲→

♪ サマータイムシンデレラ / 緑黄色社会

 

✤Entertainment Map

4人組バンドxiexie からボーカル・ギターのMeariさん、ドラムス飛田興一さんがご来店。バンド名は中国語が由来で、Meariさんが中華圏が好きでよく行っていることもあるし、感謝という意味や字面も気に入っているそうです。バンド結成は飛田さんとMeariさんがヨガ教室で出会ったことから、始まったとのこと。飛田さんはUSインディーシーンに影響を受けて、こういうサウンドをお茶の間に届けたいと思っていて仲間に声をかけバンドを結成したそうです。

昨年は台湾でもライブを開催、観客が一緒にステージを作るという感覚で盛り上がったそうです。タイのバンドとのコラボでは、とにかく明るくてイエーイ!という感じで曲作りが終わったとのこと。

デビューアルバム『well well』は、原点回帰という意味で宅録し、編集の方に時間をかけているとのこと。曲作りはギターの大和君が大枠を考えているそうでテーマはSF、飛田さんも宇宙好きでこの日はスターウォーズのTシャツでいらっしゃいました。

 

♪ UMA / xiexie

デビューアルバム『well well』より。UMA(未確認生命体)を意識したMVもかっこいいとのこと。

 

お二人のルーツ曲を伺うと、MeariさんはカーディンガンズのMy Favorite Game、学生時代女性ボーカルのバンドをよく聞いていてシュールだけれど意外とロックで憧れたそう。飛田さんは、実は吾郎さんのおかげでカーディガンズを知ったそう。お母様がSMAPのツアービデオを全部持っていて、ソロコーナーで歌われているのを知ったとのこと。実はこの事をCM中に告白されていた吾郎店長ですが、本番で言った方がいいということで吾郎店長が新鮮なリアクションを披露していました。

飛田さんのルーツ曲はたくさんあるけれど、ドラマーとしてはジャミロクワイのSpace Cowboyだそう。メタル系が好きだったのでこの曲で目覚めたとのこと。

飛田さんはお父様がサックス奏者でお母様がシンガー、Meariさんはお父様がドラマー、お母様がシンガーとお二人とも音楽になじんだ環境だったそう。Meariさんはミュージカル曲を歌っていたそうで、xiexieは自分の中の違う引き出しだそうです。

 

♪ The Bend / Real Estate

  Xiexieのバンドとしてのルーツ曲、USインディーシーンより。

 

ライブの紹介をしながら今になって緊張してきたとMeariさん。お姉ちゃん的存在の方から頂いてずっとSMAPのカセットを聞いていたのだそうです。最後に「告白」されて恥ずかしくなってきた吾郎店長、飛田さんのお話にもびっくりだったと照れていました。

 

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