✤オープニング

♪ Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り- (Sci-Fi Edit) / 宇多田ヒカル

  開店早々フランス語を連発する吾郎店長、お似合いですよ。オープニング曲のタイトルにちなんでの小芝居だったのですね。

 

  東京でも桜が満開となり、吾郎店長は家の前の桜を毎年お花見しているそうですが、今年下の枝が大きく伐採されているのが気になっているとのこと。

 

✤Today’s Music Recommended

 この日は「世界的マエストロ小澤征爾が残したレガシー」と題して今年2月に亡くなられた小澤征爾さんを追悼、スペシャルバイヤーとしてサキソフォーン奏者の上野耕平さんに解説頂きました。

 

♪ モーツァルト:ホルン協奏曲 第1番 ニ長調 K.412+514K. 386b)~第1楽章アレグロ / 小澤征爾・水戸室内管弦楽団

上野さんが初めて生で聞いたオーケストラ演奏だったというライブ音源から。地元で演奏があるということで、小学6年生で一人で行かれ衝撃を受けたそうです。指揮者と観客が見えるバルコニー席で、音の広がりを感じたとのこと。

 

上野さんによると優れた指揮者は、音を出す前にどういう音色で弾くかが棒のテクニックに込められている、音が出てからは遅いのだそうです。小澤さんは人一倍勉強されていて、人柄も含めた魅力がある方だったとおっしゃっていました。

 

♪ メシアン:トゥーランガリラ交響曲 I/29:Joie Du Sang Des Etoiles / 小澤征爾・トロント交響楽団

小澤さんの凄さが感じられる曲。複雑だけれどディテールが輝いているそうです。

 

上野さんが小澤さんのエピソードで印象に残っているのは、スクーター1つでヨーロッパに渡って修行したこと。アジア人に偏見もある時代で、道を切り開いてくださったとおっしゃっていました。

 

♪ 武満徹:弦楽のためのレクイエム/ Saito Kinen Orchestra・小澤征爾

同世代の作曲家も大切にしていた小澤さん、武満さんとのタッグは強いものがあったそうです。

 

小澤さんの作品の聴きどころについては、音だけでも素晴らしいけれど、できれば映像でも見てほしい、学生のオーケストラを指揮している映像などYouTubeにもあるので見ていただきたいとのことでした。

 

♪ ボザ「アリア」/ 上野耕平

最後は上野さんの最新アルバム「Eau Rouge」から1曲。

 

上野さんはまだ31才と聞いてびっくり。お話も上手で落ち着いたイケボで素敵でした。また是非ご来店ください!

 

✤ The TRAD presents April Groove

♪ You Are The Universe / The Brand New Heavies

  1990年代以降のイギリスを中心としたアシッドジャズを代表する曲。

 

✤ お出かけトラッド

  横浜市で開催中の「横浜トリエンナーレ」をご紹介。2001年から3年おきに開催されている現代アート国際展で、無料で観賞できるエリアもあるそうです。ドライブソングは→

♪ きらり / 藤井風

 

✤Entertainment Map

 6人組ツインリードヴォーカル・バンドPenthouseからヴォーカル・ギター担当の浪岡真太郎さんがご来店。最近は謎解きゲームにはまっているそうで、他のメンバーにも勧めているそうです。

 

♪ 我愛你 / Penthouse

先週リリースされたデジタルシングル。漫画原作のドラマ「好きな男と別れたい」の主題歌で、浪岡さんが作曲、ベースの大原さんが作詞を担当されています。フュージョンを感じさせる曲調ですが、通常打ち込みで音を入れる所をかてぃんこと角野隼斗さんがピアノで演奏しているそう。タイトルを中国語にしたのは、デモテープでサビに使っていたのが、響きが良かったことからだそうです。

 

Penthouseメンバーの音楽の好みはバラバラで、喧嘩することもあるそうですが、浪岡さんが曲を主に書いているのでまとめ役になっているそう。

 

浪岡さんの音楽ルーツについて伺うと、お父様が世代だったことからハードロックがお好きで、ジミヘン大好きだそう。50年以上たってもその演奏が凄い、ギターのレベルを引き上げた人とおっしゃっていました。

そして、最近ギターをまた始めたという吾郎店長向けに、ギターのリフがかっこいい曲を浪岡さんが選んでくださいました。

🎸Just In Case / Paulo Mendonca

イントロがジミヘンぽいけど、歌はレニー・クラビッツみたいと吾郎店長。

🎸Devil’s Daughter /Silver Tide

ブルース的な雰囲気もある。ギブソンのギターが使われているそうです。

🎸Walk This Way / Aerosmith

吾郎店長が曲を聞くなりこれやってみたいとおっしゃっていました。浪岡さんも最初に練習したリフだそうです。

 

吾郎店長が浪岡さんにギター演奏上達についてのアドバイスをお願いすると、単音弾きをマスターするのがよいとのこと。コードは覚えても発展するのが難しいので、スケールを覚えておくと自分のものになり、作曲にも発展していくそうです。

 

エンディングでは、吾郎店長の桜の枝が切られた疑問について、たくさんメッセージが寄せられたとのお知らせがありました。栄養分が下に取られないように、日光がよく当たるように、病気や虫害を避けるために風通しを良くするため等々、剪定の理由は色々あるようです。吾郎店長、納得されたかな?^ ^

 

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