✤オープニング
♪ Love on / Serlena Gomez
開店早々、突然ですけどパリはお好きですか?と質問する吉田さん。今年はパリオリンピック、パラリンピックがあることを受けての質問でした。というわけで、昨年数か月パリで過ごしたというセレーナ・ゴメスの曲でオープン。
✤Today’s Music Recommended
この日の特集は、「フォトグラファー有賀幹夫さんがレンズ越しに見た忌野清志郎」 吾郎店長は。有賀さんとはお久しぶりで、昔写真を撮ってもらったことがあるそうです。
ローリング・ストーンズのオフィシャルフォトグラファーとしてすべての来日公演を撮影された有賀さん。きっかけは1990年初来日の時に写真を撮っていて、今までとテイストが違うと気に入ってもらったことからだそうです。カメラマンを目指したのは、学生時代にRCサクセションに憧れ、いつか撮りたいと思ってからとのこと。音楽業界でも一人でできる仕事だと思ってカメラマンを選んだそうです。そして1986年のRCサクセション、伝説の日比谷野音ライブを撮影されました。当時はレコード会社がカメラマンを選んだそうで、SMAPのニューヨークでのアルバムジャケット撮影は、吾郎店長も良く覚えているそうです。
♪ トランジスタ・ラジオ / RC サクセション
日比谷野音ライブを収録したアルバムから。
レンズ越しに見る清志郎さんの魅力について伺うと、ステージではカメラマンにいたずらしに来て、水をかけたりするけれど、普段は寡黙な方で、ステージとオフの差が激しいのが魅力とのこと。有賀さんが清志郎さんとのエピソードで思い出深いのは、清志郎さんが大好きなブルースマン、ジョン・リー・フッカーの写真を撮ったのをお見せしたら、すごく喜んでくださったこととおっしゃっていました。
♪ 雨上がりの夜空に / RCサクセション
1年後に出たローリング・ストーンズの「Start me up」に車とセクシャルのダブルミーニングという内容が似ていて、RCの方が先というのが凄いと有賀さんが思ったという曲。
RCサクセションと忌野清志郎のコンピレーションアルバム『ロックン・ロール~Beat, Groove and Alternate~』が2枚組で6日にリリース。有賀さんが撮影した写真のブックレット付で、ロックンロールをキーワードに全60曲が収録されているそうです。有賀さんが撮影中に意識していることは、音楽業界が好きで始めたので、現場に対する尊敬が一番大事だと思っているとのことでした。
♪ 人間のクズ / 忌野清志郎 Little Screaming Revue
コンピレーションアルバムより。都内のレコードチェーン店でかかっていた時、20才くらいのカップルが凄くウけていて、清志郎さんの力はこれだ!と思ったとそうです。
♪ Lonely Night(Never Never)/ RCサクセション
最後はやはりコンピレーションアルバムから。
清志郎さんが愛したFender Esquireを再現したKiyoshiro Imawanoモデルが限定生産で発売されるそうで、「僕のためにレフティモデルも作ってください、フェンダーさん」と吾郎店長がおっしゃっていました。
✤Entertainment Map
クリエイティブ・ディレクターの箭内道彦さんがご来店。TRADには1年ぶりのご来店ですが、この前TOKYO FMで迷子になって吾郎店長に道を教えてもらったそうで、その前にはEテレの収録でもお会いしたとのこと。(Eテレは「ワルイコあつまれ」の収録だったのですね。この間放送があってわかりました。)
今年60才還暦を迎える箭内さん。代表作とも言える広告「No Music No Life」について伺うと、最初は音楽がなければ出会うことがなかった二人というテーマで、色々な組み合わせで写真を撮ってもらいデザインを考えたそうです。広告を作るうえで大切にしていることは、応援したいものの広告を全力で作ることだそうです。長く続けているフリーペーパー「風とロック」については、無料なので誰にも文句を言わせない、自分の好きなことだけをやりたいという気持ちで作られているそう。
そんな箭内さんに曲をセレクトして頂きました。
♪ トランジスターラジオ / RCサクセション
ラジオはたくさんの人の思いをつないでいるということからのセレクト。忌野清志郎さんを校長に「ロックの学園」を開催し、箭内さんは教頭を務めておられたことからの思いもあるそうです。
♪ Two Shot / THE HUMAN BEATS
箭内さんが作ったメロディをベースに、亀田誠治さんたちと作った曲。利益はあしなが育英会に寄付されたとのこと。
♪ 風とロック スーパーアリーナ スーパーメドレー/ Various Artists
3月30日31日開催のイベント「風とロック さいしょでさいごの スーパーアリーナ」に出演するアーティストたちの歌をメドレーにした曲。
このイベントをやりたいと思ったのは、故郷を広告したいということと、還暦を迎えたタイミングで、「できっこないをやらなくちゃ」に挑まなければと思われたからだそう。さだまさしさんはじめ、豪華な出演陣ですが、ご自身で出演交渉をされたとのこと。二度と見ることのできないことをやりたいと思ったので、楽しみで仕方ないそうです。会場となるさいたまスーパーアリーナは、東日本大震災の時福島の方々が避難生活を送っていた場所で、そこでイベントをすることで、故郷を想う時間ができればと思われたそう。新年早々の能登半島地震について、2011年に神戸の方から福島に送られたMVに、阪神淡路大震災から復興した街並みが写っていたそうで、同じように福島が復興していく道が能登の人たちの励みになればいいと思うとおっしゃっていました。
♪ I love you & I need you ふくしま / 猪苗代湖ズ
最後は箭内さんが関わったプロジェクトの曲。
スカロケとのクロストークで、「浜崎さん~!」と呼びかける吾郎店長。本部長はまだ到着していないのをご存じでした。