桜田よしたかの「ズバリ直言」

桜田よしたかの「ズバリ直言」

自由民主党衆議院議員 桜田よしたか公式ブログ


国会で成立する法律案には、政府提出の閣法と議員が提出する議員立法があります。

この議員立法は、企画調査、関係団体、官公庁、法制局の審査、それからさらに各党での内部手続きをへて、ようやく国会の委員会で審議が出来ます。

委員会で、成立したのち衆議院本会議にかけることができたのち、晴れて成立したならば、参議院に送られる…。

このような手続きは、とくに議員立法では数年間かかり、中には成立しないまま何年も経過している法案も。

議員立法という名称からは、議員単独でできそうなイメージですが、多くの議員や関係者の地道な努力と時間、粘り強い交渉力がもとめられます。

私が3年前に、議員連盟の幹事長としてとりまとめをした建設職人基本法も、与野党の議員との駆け引きや妥協などを駆使して成立させました。

現時点でも、私は航空基本法や建設職人基本法改正に向けて鋭意協議中であります。

一般的に考えられておられるよりも遥かに大変な手続きが必要で、さらには時の政治情勢では、それまで協力してきた野党から、全く政治的理由で交渉してもらえなくなることもあります。

少々長くなりましたが、是非多くの皆様に知っていただければ幸甚です。

2021年に関西広域にて開催される「ワールドマスターズゲームズ2021関西」の成功を支援する超党派の議員連盟が結成され、設立総会に出席しました。

ワールドマスターズゲームズは、国際マスターズゲームズ協会が4年ごとに主催し、原則30歳以上のスポーツ愛好者であれば誰もが参加できる生涯スポーツの国際大会であり、次回の第10回記念大会はアジア初開催となる日本・関西にて開催されます。

本大会は、本年2019年のラグビーワールドカップ、来年2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会に続く、大規模な国際スポーツ競技大会であり、日本に生涯スポーツの文化を定着させ更に発展させる重要な大会になります。

東京オリンピック・パラリンピック担当大臣として、来年の2020年東京大会を確実に成功に導き、翌年の開催となるワールドマスターズゲームズにしっかりとバトンを引き継いで参ります。
 

この度、使用済み携帯電話等の小型家電から東京大会の入賞メダルを制作する「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」の一環として中央省庁にて行われた回収リレーの終了セレモニーが実施されました。

「みんなのメダルプロジェクト」は東京大会の機運醸成と持続可能な循環型社会の実現を目指して実施されているもので、東京大会にて選手に授与される表彰メダルを使用済みの小型家電から抽出されたリサイクル金属にて製作する、オリンピック・パラリンピック大会史上初となる画期的な取り組みです。

政府では内閣官房の呼びかけで平成30年6月から9か月間にわたって12の庁舎を回収ボックスが巡回して回収を行って参りましたが、この度メダルの製作に必要となる金属量を100%リサイクル金属で確保できる見通しとなりました。今回のプロジェクトの成果は、多くの皆様方より頂いたご協力の賜物であり、心より厚く御礼を申し上げます。

この日本のリサイクル技術を駆使したプロジェクトは、持続可能性に配慮したオリンピック・パラリンピックを象徴する取り組みの一つであり、今後もレガシーとして国民の間に定着していくことを期待しています。
 

政府の復興推進会議の第22回会合が首相官邸にて開催され、東日本大震災の発生から8年を迎える被災地域での復興の進捗状況と今後の取り組みについて議論されました。

開催まで500日余りとなった2020年東京大会の最も重要なテーマの一つは「復興オリンピック・パラリンピック」であり、被災地での競技の開催、被災地を巡る聖火リレー、被災地産の食材・木材の活用、復興ありがとうホストタウンの推進など、被災地の復興の後押しとなるよう様々な取り組みを進めています。

引き続き、組織委員会や東京都、復興庁などの関係省庁と連携しながら、被災地の方々の声を踏まえた取り組みを進めるとともに、復興を成し遂げつつある姿を世界に発信して参ります。

 

 


 

日本栄養士連盟の会合にご招待を頂き、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣として一言ご挨拶を申し上げました。

2020年東京大会ではオリンピック・パラリンピックを合わせて多くの選手が競技に出場することが見込まれており、そのすべての参加選手が良好なコンディションを維持し、競技において自己ベストを発揮出来るような食事を提供することが求められています。そのためには、栄養、食品衛生、持続可能性などに配慮した飲食メニューを組み立てることが必要であり、特に栄養管理の面では、スポーツ栄養学の考慮、食習慣への配慮、アレルギーへの対応、いつでも栄養補給できる体制の整備、食材を通じた意図しないドーピングの防止など、細心の注意が必要となります。

また、大会に際して日本を訪れる観光客の方々に対しては、「日本食」によるおもてなしを通して、日本の食文化の特徴や魅力を世界に向けて発信する大変に貴重な機会になります。

日本を訪問した選手や関係者が栄養面でも優れた日本食に親しみ、数多くの自己ベストが生まれる最高の大会を実現することで、2020年東京大会が、日本の素晴らしい食文化の魅力を世界に発信する好機となることを期待しています。