木枯らしは、冬型の季節配置になったときに吹く風のことをいいます。

 

冬型の気圧配置とは、よく天気予報でも耳にする「西高東低の気圧配置」のことです。

 

冬が近づくにつれ、シベリア付近の大地はキンキンに冷やされて、シベリアの地表付近には冷たい空気の塊ができます。冷たい空気は重いので、高気圧となります。これがシベリア高気圧です。一方で、日本海や太平洋は大陸に比べて相対的に暖かいので、気圧が低くなります。こうして、冬は西に高気圧が、東に低気圧ができるため、「西高東低の気圧配置」と呼ばれているのです。

 

高気圧から低気圧には風が吹くので、冬は北西から冷たい風が吹きます。これが冬の季節風です。木枯らしはこの冬の季節風のなかでも、10月なかばの晩秋から11月末の初冬の間にはじめて吹く風速8m/s以上の風のことを指します。そして、その年にはじめて吹く木枯らしが「木枯らし1号」です。

 

新潟では「鰤起こし」でしょうか

 

ワシヅ