私は保険会社との応対に追われていたので、一緒にはいかなかったけれど、今日はおやつを外食する練習をする日。

 

何がいい?と言われて、栄養士さんにまかせると言った私。私にしては、すごい冒険。だって、そのままいつものおやつを施設で食べても良かったんだから・・。それにこっちのスタバ、すべての商品にカロリー表示がしてある。私がそれを見てしまったら、一番低いカロリーのものを選ぼうとするのは自分でわかってる。なにかデザートを食べるように、と言われていたけど、自分で決めろといわれると決められない私は、目に見えていた。

 

だから、誰か人にまかせて買ってきてもらう。それを、ただ食べる。自分の選択肢を取り上げる。それが悪いようで、実は、今の回復の時期の私には、楽だったりする。自分のコントロールを手放す。それが大事。

 

結局、買ってきてくれたのは、日本にもあるかな。ケーキポップという棒のついているケーキみたいなのと、チャイティー。

 

私なら、絶対にしない選択。でも買ってきてくれたとなれば、もうそれを食べるしかない。

 

ちょっと食べるのは怖かったけど、食べてみると、意外とおいしかった。甘かったけど、それがおいしかった。良く子供たちは食べてたけど、私が食べるのは初めて。素直においしかった。そして素直にそれができた自分のことが嬉しかった。

 

こういう些細な練習が、今の自信につながり、何を食べても大丈夫と思えるようになってくる。きっと普通の人からみたら、何が練習なのかわからないよね。でも、これ、私たちにとっては、すごく大きなステップ。すごい練習。

 

他の子たちも、食べ過ぎた、後悔した、もっと食べたかった、そのあと嘔吐したい、などなど、このほんの些細な練習で、様々な感情が揺さぶられている。それを、帰ってきてから、みんなで振り返る。そんな練習。