つくづく摂食障害の治療って、食べ物だけじゃなくて、自分の中心にまで関わる、今まで生きてきた生き方が問われることだと思う。

 

だから、若い子の方が治りが早いというのは、うなづける。だって、まだそんなに蓄積しているものがないもんね。私みたいに40代になってから再発すると、もうしがらみだらけ・・。自分の生き方、生きてきた方法が問われる。そしてそれをひっくり返す必要があったり・。

 

自分の信じてきたものが、実は、摂食障害の最高の肥料になっていたり・・。たとえば、家族の恥や自分の恥は内緒にしておくもの、他人に知られたら軽蔑される、あるいは社会からの期待、こうあるべき思考、白黒思考、自分は無力という思い込み、そして最終的には、自分のことを大切にできないというところにぶつかる。

 

自分のことを自分が面倒を見てあげる。世話してあげる。一番の理解者になってあげる。それが簡単なようで、本当に難しい。それが出来れば、摂食障害に頼らないで、自分に頼れるようになるんだろうね。

 

固く凍り付いた頭を切り替えるのは、至難の業・・。まだまだ私の回復ストーリーは続く予感。もういい加減、縁を切りたいけど・・。