これまでの私の書き方だと、この昔の体験は、不倫、つまり私が望んでいた、私が恋愛していたものであって、私が嫌だったものではないという印象があったかもしれない。

 

正直、自分でもそう思い続けていた。私が選んでいたことだと。

 

でも、ここで摂食障害の治療を受ける中で、アメリカの考え方もあるだろうけど、18歳と40代、あるいは、22歳と40代で、両方妻子持ちであれば、それは性的虐待だったのではないかと思えるようになってきた。

 

本当は、私は嫌だったんだ。いやと言えなかった。そして洗脳されたように、言いなりになっていた。そして、私の責任だとこの何十年も思い込んでいた。

 

でも、でも、嫌で嫌でたまらなかった。思い出したくもなかった。恋愛の良い思い出、なんてものじゃない。思い出したくもない過去。

 

夢にも嫌な思い出として出てくる。またその場面が頭の中で、再現されると、どうしようもなく不安になる。嫌で嫌でたまらない気分になる。それって、いわゆるフラッシュバックっていうもの?

 

ここのセラピストも、シンディも、そうだという。そういってもらえると、私にとっての体験は、あちら側の意図はなんであれ、私のなかでは、外傷体験だったんだと、やっと思えるようになってきた。

 

これは、とても大きく私の自分自身の捉え方に影響している。自分なんてダメ、価値がない、どうせ誰も助けてくれない。そういえば、よく摂食障害で感じる気持ちと似ている。