s「ねーねーまーくん」


a「ん?」


s「今日ってさ何の日か知ってる?」


a「知らない」


s「ってか、おまえさ」


a「ん?」


s「どんだけビスケット食ってんだよ」


a「これ食い始めると止まらないんだよね」


s「わかるけどさ。もう1袋空くじゃん」


a「で、なに?」


s「あ、そうそう。今日ってヨーグルトの日んだって」


a「へー」


s「全く興味示さねぇな」


a「ヨーグルト好きだよ。フルグラとも相性いいし。しょうちゃんこそ食った方がいいよ」


s「俺あんまヨーグルト好きじゃねーんだよな」


a「体にも良くて美味しいのに」


s「そうそうそうそう!」


a「なに?」


s「体にもいいんだって」


a「知ってるよ」


s「体に塗るといいんだって」


a「・・・・・誰が言ってたの?」


s「知り合いに聞いたの」


a「・・・・・・」


s「なに、その目」


a「嘘くさい」


s「なんでだよ」


a「聞いた事ないよそんな話」


s「俺は聞いたもん」


a「で?」


s「なのその冷めた目」


a「なに?」


s「今日さ」


a「やだ」


s「まだ何も言ってねーし」


a「もう嫌な予感しかしねーもん」


s「いいじゃん」


a「やだよ」


s「なんで?」


a「ヨーグルト体に塗るとかでしょ?嫌だよ」


s「ハチミツ混ぜるといいらしいよ。あとオリーブオイル」


a「・・・・・・ぜってーやだ」



s「なんでだよ。いいじゃん。やろ?ぬろ?」


a「しょうちゃん1人で塗ってきなよ」


s「なんでそんな冷たいこと言うんだよ」


a「俺そうゆうの多分合わないよ?刺激物だめなんだってば」


s「刺激なんかないぞ。いつも使ってるゴシゴシタオルよりも滑らかだよ?」


a「この前の・・・・この前のやつだって体痒くなったし」


s「ツブツブローション?」


a「そうだよ」


s「でも気持ち良かっただろ?」


a「・・・・・そうだけど・・・・」


s「ならいいじゃん」


a「色々体に塗るのは嫌だ!」


s「ヨーグルトは体にも優しいって」


a「口から入れる」


s「今日めっちゃテンション低い」


a「ふつう」


s「AB型男子」


a「血液型関係ないし」


s「俺の前でもニコニコしろよ」






雅紀の頬を両手で引っ張る、しょうちゃん





a「いてー!!今オフってんの。仕事おわったでしょ」


s「おまえの、オフり具合ハンパないな」


a「しょうちゃん。うるさい」


s「・・・・・・」


a「嘘だよ。ぬる!やるから」


s「そんな、いやいや、やられても楽しくねぇし。いいよもう」


a「しょうちゃん、待って」


s「1人でやってくる」


a「俺もいく!」


s「いいってば。無表情でビスケット食ってろ」


a「いじけるなってば」


s「いじけるよ!俺だっておまえの為に言ってんだぞ!」


a「俺の為?」


s「いつも出す時、見られるの嫌だって恥ずかしがってんだろ?」


a「・・・・・・・」


s「ヨーグルトなら白いから分からないかなって・・・・同じ色だし・・・・見えないかなって
真剣に考えたんだぞ」


a「そんなこと・・・・真剣に考えないでよ」


s「もう。いいよ。1人で入ってくる。つるつるのピカピカな肌になっても羨ましがるなよ!!」


a「俺もいく!」


s「いいってば」


a「俺もつるつるのピカピカになる!」


s「いいってばもう!」


a「いく!!」







バタバタと部屋から出ていく2人。















n「ホテルの風呂では止めてくださいって!!・・・・・あー行っちゃった」


m「てか、またリーダーでしょ?翔くんに変な事吹き込んだの」


o「なにが?」


n「そのとぼけた顔。間違いないね」


o「だって面白いんだもん」


n「2人で遊ぶのやめなさいって」


o「2人がマンネリ化しないように色々教えてるんだよ」


m「あの2人はしないから」


n「毎晩らしいしね?」


m「すげータフ。信じられない」


n「ちょっと俺止めてくるわ。明日もライブあるし」


m「その方がいいね」





















m「ねぇ」


o「ん?」


m「気が付いてると思うけどさ」


o「うん」


m「ニノ戻ってこなくね?」


o「ほら、俺のアイデアも捨てたもんじゃないだろ?」


m「はい?」


o「今頃3人で楽しく遊んでるよ」


m「リーダー」


o「ん?」


m「明日なんかあったら責任とって下さいよ」


o「ヨーグルトは体にいいから大丈夫でしょ」


m「全くお気楽ですね」


o「なにかあったら全部責任とるよ。嵐のリーダーだよ?覚悟ぐらい出来てるよ」


m「・・・・・・・・」


o「それより俺はみんなの楽しそうな顔見るのが好きなの」


m「今、見えないですけど」


o「いっちゃう?」


m「俺はいいや」








数分後






m「おまえら殺すぞ!触んな!やめろ!!」


a「早く来て!楽しいから!!」


m「うっわ・・・・・ぬるぬる・・・・触んな!」


n「翔さん、もう背負って連れてきて!」


s「あいあいさー!」


m「翔くん!マジ勘弁してって!」


s「勘弁はしない!」


m「翔くん・・・・・マジで!無理!!」


s「楽しいから!」


m「お・・・・・俺・・・・今入ったら相葉くんに何するかわからないからね!!」


s「それは駄目だぞ」


m「手出すから!!」


s「無理」


m「なら俺も無理!!」


s「わかったよ」







潤くんがホっと胸を撫で下ろしていると
お風呂場から雅紀の大きな声。





a「しょうちゃん大変!!」


s「なにー?!」


a「排水溝詰まった!!」


s「やべー」


m「翔くん、もうみんなの事連れてきてよ」


s「はいはい。そんな怖い顔すんなよ」


m「リーダーは?」


s「俺達のこと見ながら笑顔でヨーグルト食ってるよ」


m「なにしてんだよ・・・・マジでこのグループ大丈夫なの・・・・・」


s「愛が溢れてんな!嵐最高!!」









数日後
事務所には排水溝の修理費請求書が届きましたとさ。









end









ヨーグルトの日Story
めでたしめでたし(笑)