Yes No 5 | 櫻と葉っぱの物語❤

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櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

 

 

 

 

 

 

 

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Side S

 

 

 

 

 

 

 

 

そうはいっても可能であれば推薦で行きたい俺は

 

かといって、学校の成績が悪いのもダメ。

 

 

だからそこも、自力でどうにかしなきゃいけない。

 

 

この休みの特別授業は本当に「基礎」を固める授業を取ることにした。

 

行きたい大学ははっきりしていても

 

いまはまだ、志望校対策なんて出来る頭じゃないのだ。

 

 

幸いにも俺はまだ高2になったばかりで夏休みもこれから。

 

 

志望校を決められたのが高3になってからじゃなくてよかった。

 

 

それだけは不幸中の幸いってヤツだって思いながら、

 

まずは目の前のことをやるしかできない。

 

 

英語はまだしも、数学は破滅的に出来ない。

 

 

90分がいつも苦痛ではあるけれど、

 

なんとかこらえるだけだ。

 

 

それにしてもどうして一枠90分もあるんだろう。

 

せめて60分にしてほしい、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

特別授業はふだん見ないヤツらもたくさんいた。

 

特別授業だから普段は通ってない奴らもいるだろう。

 

 

私服が多くて誰が誰だかはわからなかったけど、

 

やっぱり、俺の学校の、、、少なくとも自分が知ってる奴は、、、

 

ひとりも見当たらない。

 

 

そのくらい、自分の学校は程度が低いってことなんだろう。

 

 

まぁそんなことは今更で、それを知ったからってどうってことはない。

 

いまは自分のことだけでいっぱいいっぱいなんだから、

 

ココで知り合いがいない方が良いって気もする。

 

 

 

ゴールデンウィークが終わればすぐ、中間テストだ。

 

ようやく中3の問題集が半分まできたところの俺にとっては

 

おそらくいい点数は取れないだろう。

 

 

いまの俺は夏休みが開けるまでは

 

いまやってる勉強がいまの成績に響かなくても諦める。

 

 

大事なことは、志望校に受かることだ。

 

 

 

今日も必死でノートを取る。

 

ほとんど暗号のような先生の言葉とホワイトボードの数式を

 

なんとかノートに写し取って

 

90分が過ぎていった。