Yes No 2 | 櫻と葉っぱの物語❤

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櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

はじめましての方へ→ こちらへ

 

 

 

 

 

 

 

 

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Side S

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、なりたいものや行きたい大学が無くても

 

高校生の俺らにとって大学受験ってのはけっこうな一大イベントだ。

 

 

おそらく

 

いままで生きてきた中でもトップクラスの。

 

 

絶対そうだとは思わないまでも

 

高校三年間の次にいく「未来」を決めるのは、

 

人生を左右する大きな曲がり角になる。

 

 

、、、なんてこと、つい数か月前までは思ったこともなかったけど。

 

 

 

 

 

予備校の授業が始まる30分前。

 

教室にはまだ誰もいない。

 

今日は90分、数学の授業だ。

 

 

菓子パンを食べながら、鞄の中から中学2年の参考書を出す。

 

3か月で中学1年の参考書は一通り読んで、問題集を1冊分、一回は解いた。

 

もちろん、理解なんて出来てない。

 

それでも、まったく知らない単語が出てくる回数は減った。

 

 

いまは中2の復習と、中1のわからなかったところをもう一度、復習してる。

 

 

ぶっちゃけ、今日ここで行われる授業は俺にとってはまったくの「予習」だ。

 

ほとんど理解できない。

 

 

それでも、必死にノートはとる。

 

わからない単語と数式をとりあえず書きながらべて

 

できるだけ近い未来にわかるようになるため。

 

 

ありがたいことに、

 

この予備校には自習室や食事をする部屋もちゃんと用意されている。

 

 

冬休みは部活終わりに自習室も何度かつかった。

 

自習室は机ごとにそれぞれ壁の仕切りがあって、

 

隣のヤツの顔もなにをしてるかもわからないようになっている。

 

 

そしてわかったことは、

 

俺の場合、自習室ではまったく勉強がはかどらないこと。

 

なぜかわからないけどあの部屋で、仕切りに囲まれたその空間はどうしても、、、

 

眠くなってしまうのだ。

 

 

 

今日の授業は俺の授業前にこの部屋が使われていなくて、

 

この30分は勝手に使わせてもらってる。

 

まぁ、怒られたらやめればいい。