櫻葉❤
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Ｓｉｄｅ M
キスって、、、
どうするんだったっけ、、、？
相変わらず
全身がバクバクいって
頭ン中は真っ白で
なにをどうしたらいいのかわからない。
「っはぁ・・・」
重なる
しょうちゃんの柔らかい唇のことしか
もう考えられない。
しょうちゃんの唇が
優しく重なっては離れて、、、
を
繰り返す。
「っ・・・っぁ・・・」
なにもできなくて
必死でしょうちゃんにしがみつく。
気づけばいつの間にか
しょうちゃんが上になって
ゆっくり目を開ければ
乱れた髪から覗くおっきい瞳が
すぐ近くにあった。
「ありがと雅紀」
「、、、、、？」
なに、、、？
ドキドキがすごすぎて
言われている言葉の意味がわからない。
目をパシパシするオレに
しょうちゃんはふわっと笑って
髪を撫でる。
「雅紀から来てくれて、、、ありがと」
間近で見る
セットされていないサラサラ髪のしょうちゃんは
スーツ姿の何倍も、、、異常な色気がある。
「っしょうちゃ、、、」
背中にまわした手のひらに力を入れて
しょうちゃんを引き寄せる。
唇が重なるたび
眩暈がした。
ーーこっち側、、、雅紀から来てーー
ーー俺を信じて、、、ーー
ーー雅紀が選んで、、、ーー
ーー来たらぜってぇ離さないからーー
そうだ。
このヒトを選んだのは自分。
しょうちゃんが欲しいって
自分から手を伸ばした。
まだ怖い。
自分を信じられない。
でも、、、
それでも。
「雅紀、、、」
「しょうちゃん、、、好き」
このヒトが好き。
まるで花みたいな
すごくキレイで
キラキラしてる
「しょうちゃんが好き」
自分から
しょうちゃんにキスをする。
ちゃんと、、、
伝わるといいと思う。
自分の気持ち。
ホントはずっと好きだった。
しょうちゃんはずっと言ってくれてたのに、
オレはぜんぜん言えなかった。
こんなオレを好きだって、、、
あんなにたくさん言ってくれた。
「しょうちゃんが好き」
「、、、雅紀」
オレも伝えたい。
しょうちゃんがすごくすごく好きだって。
身体で
言葉で
伝わるといい、、、
「っ・・・ん・・は・・ぁ・・ん・・・・」
重ねた唇を
しょうちゃんの舌が割って入る。
「ふぁっ・・・」
また、、、
クラクラする、、、
どうしたらいいかわからない。
「っぁ・・っん・・・っ・・・」
それでも必死で
しょうちゃんの舌に
自分の舌を絡めた。