櫻葉❤
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Ｓｉｄｅ S
ーーー・・・・・・・・・・・・・・
「、、、、、」
「あ、、、しょうちゃん起きた？」
「、、、起きた」
「ww」
少しシートを倒した助手席から
運転する雅紀を眺める。
海に、、、二人で行ってきた帰り。
、、、、、初デートの帰り。
なんだか懐かしい夢を見てた、、、気がする。
「すげぇよく寝た、、、」
「ww まだつかないから寝てていーよ」
「、、、、、」
雅紀の横顔。
こんな風に眺めるの、、、初めてかもしんない。
可愛らしい顔が
綺麗で
男らしくなった。
ーー大切な人を守るためーー
なぜかふっとそんな言葉を思い出した。
あのころ、、、
雅紀を守りたいって
なぜだかずっとそう思ってた。
「、、、、、守るってのはちょっと違ったな」
「え？」
「、、、なんでもねぇ」
雅紀はもともと
俺に守られなきゃならないような
そんな奴じゃないって、、、
いまならわかる。
きっと、、、
俺がそうしたかったんだ。
雅紀のそばにいられる理由が欲しかった。
真っ白い花冠を頭にのっけて
笑う雅紀を
ずっと
頭ン中に描いてた。
「、、、今年は、、、クリスマスリースやろっかな、、、」
「ww 夏にクリスマスの話し？」
「ww 、、、ん、、、」
「大切な人を守るんでしょ？」
「、、、、、え？」
「オレ覚えてるよ。
しょうちゃんが誕生日プレゼントだって
オレにくれたヤツ」
「、、、、、」
「赤と緑がどーのこーのって言ってた」
「ww 覚えてねーじゃねーか」
「「www」」
「でも嬉しかったのは覚えてる」
、、、笑う雅紀の頭ン上に
「あれからずっと、、、
オレしょうちゃんに守ってもらってるもん」
白い花冠が
見える気がする。
「、、、、、俺の方だよ」
「え？」
、、、俺の方が、、、お前に守られてたんだよ、、、
「、、、もっかい寝るわ」
「www」
突然思い出す。
「、、、神さまっているのかね、、、」
「え？なに？」
「、、、、、寝る～」
「www」
あの日
七夕の、、、短冊に。
願い事を書き直した。
願いは
描いていたモノよりもずっとずっと
予想以上の形になって
いま
目の前に
ある。
、、、次の雅紀の誕生日、、、
プレゼント、、、しようかな、、、
心ン中で思って
目を閉じた。
ーーまさきとずっといっしょにいられますようにーー
相葉くん☆ハピバス☆