真昼の花☆番外編~君のうた~ 4(相葉くんバースディ記念) | 櫻と葉っぱの物語❤

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櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

 

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

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本編はこちらへ→真昼の花0~92

 

 

 

 

 

 

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Side S

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、、、俺は花の魔法使いの弟子になった。

 

 

その花屋に行くたび、

花冠の作り方を教わった。

 

 

 

頭のデキは悪いほうじゃないのに、

手先はもともと不器用だった。

 

 

 

おまけにまだ手が小さくて

思うようにはぜんぜん進まなかったけど、

 

 

それでも夢中になって

それを作り続けた。

 

 

 

 

【翔くんすごい!】

 

 

 

 

誕生日からずっと通い続けて、

だいぶ上達した

 

 

 

春。

 

 

 

 

 

俺は年長にあがり

雅紀は年中に上がった。

 

 

 

 

その年、

 

俺は幼稚園の中庭に咲いていたシロツメクサで

花冠を作って

 

 

雅紀に渡した。

 

 

 

 

 

 

周りにはやたらと女子たちが集まってきて、

なんだかざわついていた。

 

 

 

もともと雅紀にやるつもりでそれを編んでいたし

女みたいだって笑うやつもいたけど、

 

そんなのは全く気にならなかった。

 

 

 

 

【雅紀、、、これやるよ】

 

 

【いいの?】

 

 

 

 

少し、、、

 

子供ながらに緊張していた。

 

 

 

 

【でもこれ、あげるじょうけんがあんの】

 

 

【じょうけんってどーゆういみ?】

 

 

【やくそくしないともらえねぇってこと】

 

 

【どんなやくそく?】

 

 
 
 
 
ーー大切な人を守るーー
 
 
 

花を編んでいる間。

 

 

ずっとあの写真の「花嫁さん」がチラついていた。

 

 

白い服を着た雅紀に

きっと

 

この花冠は似合うはずだって

 

 

 

なぜか勝手にそう思って疑わなかった。

 

 
 
 

【これもらうには、しょうらい

俺とけっこんしなきゃなんねーの】

 

 

【そうなの?】

 

 

 【うん。このはなかんむりは、、そういう

なんかあんだよ】

 

 

 

【じゃあオレ、しょうらい

しょうちゃんとけっこんする!】

 

 

【お、、おう!】

 

 

 

【やくそくだよ?しょうちゃん!】

 

 

【おう!】

 

 

 

【あ、しょうちゃん、しょうらいってなに?】

 

 

 【、、、、、】

 

 

 

 

 

 

あの日。

 

 

俺は雅紀に

 

 

自分の花嫁さんになって欲しいと

その花冠を渡した。

 

 

 

 

 

 

 

櫻井翔

 

弱冠5歳の春だった。