久しぶりに、、、といっても
上弦の月の日から3日目。
もう日課と化してる翔ちゃんのトコに来てみれば、、、
そしたら、、、
「ちょっとっ!!、、、翔ちゃ、、、」
ベットに横たわる
明らかにヤバそうな翔ちゃんがそこにいる。
「またお前か、、、」
目の辺りを腕で覆っていて
よく見えないけど。
紅い瞳はきっともう、、、
「でかい声だすな」
「、、、だって、、、」
もう、、、完ぺきにヤバい。
額の汗。
荒い呼吸も。
明らかにいままでとヤバさが違う。
いつか来ると思ってたけど、、、
そろそろマジでヤバい。
「、、、脱ぎなよ」
「、、、」
漆黒のその服を脱ぐだけだって
きっと違う。
「脱ぎなよソレ」
翔ちゃん、、、
もう脱いでよ、、、
もう、、、俺にくらいは
ホントの姿でいたっていいじゃん、、、、、
「もうヤバいって」
「、、、うるさい」
「、、、、、」
やっぱり、、、
オレに出来る事なんてなんもないんだって
思い知る。
何度もここに来てたのに。
俺たちは
とても似てるのに。
それでも
やっぱり、、、俺に出来る事なんて
何もない、、、
「、、、ww お前の顔の方がヤバい」
「、、、」
「仮にも天使だろ?そんな顔すんな」
「、、、、、」
知ってると気づいてるは違う。
だから、、、
俺たちは
誘導尋問くらいしか出来ない。
時には寄り添って
時には突き放して
本当のことを言わせるなんてこと、、、
大天使様である俺様にとって
そんなことは朝飯前。
得意中の得意。
でも、、、
翔ちゃんは死神界のトップ。
そう簡単にはいかない。
それに、、、
翔ちゃんにそんなことしたくないんだよ、、、俺。
まぁくんにもだ。
だって、、、
だってさ、、、、、
「なんか、、、ないの?
俺に出来ること」
気づいてて、、、
気づいてたのに、、、
「なんも出来ないの?」
このまま、、、
翔ちゃんにもまぁくんにも。
だとしたら
俺は
なんで存在してんだよ、、、、、