櫻葉❤
※オトナ要素アリ
ご理解ある方のみおすすみください☆
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Ｓｉｄｅ A
しょうちゃんに、、、本当のことを言おうと決めた。
ニノが【嘘をつくな】と言ってくれて
あれから考えた。
本当はどうしたいんだろうって。
自分の、、、
できたら知られたくないところを
しょうちゃんに話したいと思った。
「しょうちゃんの前では泣けるの」
「しょうちゃんにだけ、、、見せられる。
本当の自分」
「笑ってない自分。ダメな自分。
だらしなくて情けなくて
わがままでズルくて、、、かっこ悪い自分」
「そういう自分を知って
しょうちゃんが苦しんでても、、、
オレはしょうちゃんの前では素直でいたいし」
「素直でしかいられないんだ」
、、あぁ、、また泣いている。
「しょうちゃんだけなんだよ、、、」
涙が頬を伝うのがわかる。
どうしても
しょうちゃんといると涙があふれる。
笑ってるオレが好きだって言ってくれたしょうちゃんの前で
相変わらずオレは泣いてばかりいる。
「オレ、、、しょうちゃんが
笑ってても泣いててもいいんだよ」
オレが泣いたら
しょうちゃんは悲しむことを知ってるくせに。
オレはそれを止められない。
「しょうちゃんはオレをキレイだって言ってくれたけど
ぜんぜんそんなことない」
「ニノに言われた。好きなら笑顔にしてやれって。
そう思う。それが正しいんだと思う。でも、、、オレ、、、」
「ただそばに居たいんだ」
「しょうちゃんの近くに居られれば、、、
しょうちゃんが泣いてたっていい」
「しょうちゃんといられないなんて、、、
もう考えらんないんだよ」
「ヤな奴だろ？」
「ホント、、、イヤんなる、、、」
大好きな人を苦しませることしか出来ない。
それは
愛じゃないんだよね、、、
でも、、、
オレはしょうちゃんがいい、、、、、
しょうちゃんを見れば
しょうちゃんも泣いているように見える。
「なんでかなんてわかんない・・・でも、、、」
泣きながら手を伸ばす。
欲しい
欲しい欲しい
これが
これだけでいい
しょうちゃんが
欲しい、、、
「・・・しょうちゃんがいい・・・しょうちゃんがいいよ・・・」
理由なんて知らない。
わからない。
そんなことはどうでもいい。
遠くから
見守る愛し方なんて
オレには出来ない。
そばに居られないなら
生きてなんていたくない。
どんな形でもいい。
この人が手に入るなら、、、
「オレといてしょうちゃんが苦しくても
オレはしょうちゃんといたい、、、」
しょうちゃんがいてくれたら
もうなんもいらない。
しょうちゃんを苦しめても
そんなのは愛じゃないと言われても
それでもしょうちゃんといたいんだ、、、、、