櫻葉❤
※オトナ要素アリ
ご理解ある方のみおすすみください☆
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Side S
「、、、はぁ~、、、」
家に着くなりため息が出る。
鞄を放り出し
着替えもせずにリビングのソファに寝そべった。
なんか、、、疲れた、、、、、
今日はすごく疲れた、、、
こんなに気を張って仕事したのは
久しぶりだ。
報道番組では常に緊張感を大事にしてるけど
メンバーとの番組は
いつだって楽しむことを最優先にしている。
だから、、、
今日はいつもと勝手が違って、、、
、、、もう、今日はなんもやりたくねぇ、、、
基本、相葉くんが来ない日は
100%外食な俺が珍しく
飯も酒も
もうなんもしたくなくて、、、
直帰した。
結局、あの後
相葉くんに話しかけることは出来なかった。
何度も話そうと思った。
でもどうしても出来なかった。
相葉くんを見れば、
なんだかもうすでに泣いてるように見えてしまう。
珍しく
終わったとたんに帰ってきてしまった。
もう、、、疲れた
今日は
もう何も出来そうもない
なんも、、、したくない、、、、、
よく考えて見れば
自分から相葉くんを誘ったことなんて
ほとんどなかった。
いつだって相葉くんが俺の家に来たいと言ってくれ、
そばにいてくれたんだ。
【二人とも大丈夫なんかじゃないくせに】
ニノが言ってた言葉を思い出す。
確かにそうだ。
少なくとも自分は。
ぜんぜん大丈夫なんかじゃない。
でも、、、
今日。
相葉くんが泣かなかったのだけが救いだ。
少なくとも今日は
泣き顔も涙も見ることはなかったから。
そうだとしたら
それはそれでやっぱり良かったような気もする。
もう、、、疲れたな、、、、、
気づけば涙があふれた。
かっこわりぃ、、、
でも
相葉くんが泣かないなら、、、これくらいはいいかな、、、
そう思った。
ーーピンポー・・・ンーー
、、、こんな日に、、、
訪問者に罪はないけど
今日はもう誰にも会いたくない。
無視を決め込んで放っておけば
今度は携帯が鳴った。
出る気にはなれなかったが
相手がだれかだけを見ようとして
表示を見れば
「、、、、、」
それは相葉くんだった。