櫻葉❤ぼくのなまえきみのなまえ 2 | 櫻と葉っぱの物語❤

櫻と葉っぱの物語❤

櫻葉❤
ときどき大宮☆

こちら側の方のみいらしてください☆

【2017年11月開設】

ファン歴非常に浅いため、
諸所おかしなところがあるかもしれません。

ご愛嬌と優しく許してくださったら幸いです。

【お話の内容転写利用、画像利用などお断りします】

 

 

櫻葉❤

 

 

 

 

ご理解ある方のみおすすみください☆

 

 

 

*こちらの物語はショートで書いた

ぼくのなまえ

がプロローグとなっております☆

 

 

 

 

 

 

 

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Side A

 

 

 

 

 

 

扉があく音がして

しょうちゃんが出ていく音がする。

 

 

遠くから【ごめん】と聞こえたような気がしたけど

それは幻聴だった気もする。

 

 

 

全身が脱力しきっていて

しばらくは動けそうもない。

 

 

 

目の前には薄暗い闇がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーっつ…」

 

身体を動かそうとして力を入れると

そこを中心に鈍い激みが走った。

 

 

 

「はぁ……」

 

乱れた息が整うのを待って

今度はできるだけ下半身を動かさないようにして

ゆっくり起き上がった。

 

 

 

ベットのふちに体をあずけ、

壁にもたれかかり天井を仰ぐと

そこにもただ、薄暗い闇が広がっている。

 

 

 

 

 

 

 

まるで悪い夢を見てるみたいだ。

 

 

 

ついさっきまであった出来事が

本当に現実にあったことだとは思えない。

 

 

でも、、、

 

 

下半身の軽い痛みと

目に入る手首のあざが

それが夢ではなかったのだと物語っている。

 

 

 

 

 

 

あまりに突然で

なにがなんだかわからなかった。

 

 

 

 

どうしてこんなことになったのか。

 

 

 

 

毛布で隠れたその下が

いったいどうなっているのか

 

怖くて見ることが出来ない。

 

 

 

 

考えたくなくて

目を閉じると

 

そこには

ただ暗闇が広がっている。