視察3日目は、高松市の「高松型地域共生社会構築事業」についてお話を伺いました。
キャッチコピーは、
「ほっとけん市民みんなでつくる、ほっとかんまち高松。」
必要な支援を、必要な人に、ちゃんと届けるためには、
制度や仕組みだけでなく「伝え方(プロモーション)」がとても重要。
シティプロモーションに力を入れてきた高松市だからこそ、
「地域共生社会づくり」をどうまち全体の空気として根づかせているかに注目していました。
地域共生社会とは?
制度・分野の枠や、「支える側」「支えられる側」という従来の関係を超えて、人と人、人と社会がつながり、一人ひとりが生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていくことのできる、包摂的なコミュニティ、地域社会や社会を創るという考え方です。
住民主体の助け合いを育てる仕組み
高松市では、もともと44地域にある「地域コミュニティ協議会」を基盤に、
住民が地域課題を話し合い、助け合いの仕組みを作る「地域福祉ネットワーク会議」へ発展させています。
ここが「行政が提供する支援」だけにとどまらない大事なポイントだと思いました。
地域にある力を巻き込むことで、持続可能な支援の形をつくっていました。
「まるごと福祉相談員」がつなぐ支援
複雑化する困りごとに対して、
まるごと福祉相談員がアウトリーチや多機関連携をコーディネート。
8050問題、ダブルケア、ごみ屋敷、相談に行く力がない人など、
支援につながりづらいケースに向き合っています。
市内7ヶ所にある「つながる福祉相談窓口」では、
「困りごとをまるごと受け止める」相談を実施。
看板や広報施策よりも、
窓口職員の会話の中から困りごとを拾い上げる力が大きな役割を果たしているとのことでした。
「気づける職員」を育てる研修
全庁的に研修を行い、
自分の担当分野以外の困りごとにも「気づく」視点を育てているそうです。
アニメーションを使ったケーススタディ研修では、
「ちょっと気になる」サインを見逃さない感覚を養う工夫がされていました。
制度や部署を超えて「ほっとかない人」を増やすことが、
地域共生の土台になると感じました。
プロモーションと評価(PDCA)
支援が届くように、周知にも力を入れています。
• デジタルサイネージでの発信
• 「ほっとかんまちづくり企業表彰」で企業も巻き込む
また、少人数の課長によるコア会議と、
実務担当者ワーキングでPDCAをしっかり回す体制も印象的でした。
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高松市は、「共生社会をつくる」という大きなテーマを、
住民・行政・企業が一緒に育てているようでした。
支援の仕組みだけでなく、
“ほっとかない文化” をまちに育てること。
渋谷区でも、制度の改善とともに、
地域や人とのつながりを育む仕組みづくりを、進めていきたいと思います。
かなりタイトなスケジュールでの視察でしたが、
帰りの飛行機に乗る前に空港でうどんも食べられました!
では。
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