★2023年5月16日★

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ハルちゃんの誕生。

そして別れ。

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(この日の事はできるだけ細かく正確に記憶しておきたいので、

2回に分けて書きたいと思います。)

 

夜はなかなか寝付けず、

朝も4時頃には目が冴えてしまいました。

 

前日はこれまでにないほどよく動いていたハルちゃん。

夜にはあまり動かなくなり、

最後にしっかりと胎動を感じたのは朝7時の朝食の時でした。

 

無理矢理子宮口を拡げられて、

私のお腹の中はもうハルちゃんにとって居心地の良い場所ではないんだろうなと思いました。

 

前日まではLDRで出産するという説明でしたが、

入院していた病室(個室)で出産することになりました。

それに伴い、もともと出産直前にならないと入室できないと言われていた夫の立会いが、ずっといても大丈夫ということになりました。

 

血が苦手で長男出産時の立会いでは貧血で倒れてしまった夫。

もう二度と立会いはしないと言っていましたが、

今回は事情が事情なだけに立会いたいと言ってくれました。

 

10時過ぎにこの日最初の診察があり、

ラミナリアを抜いて子宮収縮と陣痛を促す膣剤を入れてもらいました。

 

30分後には生理痛程度の痛みを感じるようになりましたが、

1時間後には痛みは遠のきました。

 

自宅で待機してくれていた夫にまだかかりそうだと伝えると、

お昼ごはんを食べてから面会に来てくれることになりました。

 

12時ごろ昼食が配膳されました。

ハルちゃんと一緒の最後の食事かもしれないと思いながら食べました。

 

12時半ごろ夫が到着。

あまりしんみりしないように、前夜の長男の面白エピソードや夏休みの計画の話をして気を紛らわせてくれました。

 

13時に膣剤が追加され、

この時おしるしがあり、

その後徐々に陣痛が強まりました。

 

15時頃には深呼吸しないと耐えられないくらいの痛みになり、

その時が近いことを感じ始めました。

 

「痛い」「辛い」「悲しい」と口にしてしまったら、

もっと苦しい思いをしているハルちゃんにも

嫌な仕事をさせてしまっている病院の先生方や助産師さんにも

苦手な環境で立会ってくれている夫にも申し訳ないと思い

できるだけ平静を保とうと思いました。

 

早く痛みから解放されたいという気持ちと、

少しでも長くハルちゃんにお腹の中にいて欲しいという気持ちが

混在していました。

 

痛みが強くなったらナースコールを押すように言われていましたが、

長男出産時と比べたらまだまだ大したことない痛み。

膣の方に違和感があるような気もないような気もするし、

ナースコールをいつ押すべきなのか迷っていると

助産師さんが確認しに来てくれました。

 

痛みの程度や間隔を伝えていた時、

強い痛みの波が来て

暫く耐えているとヌルっと何か出てくる感覚がありました。