★2023年5月15日★

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いよいよ入院。

初日は子宮口を拡げる処置を受ける。

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朝9時少し前に病院に到着しました。

快晴で涼しく気持ちの良い日で、

建物の中に入る前に何回か深呼吸をしました。

「ハルちゃん、最後の外の空気だよ。気持ちいいね。」

 

10時頃、子宮口を拡げる処置が始まりました。

4時間おきに3回に分けてラミナリアの数が増やされていきました。

3回とも違う先生だからか、緊張もあるのか、最初が1番痛かったです。

 

10時 4本:

エコーの段階から痛い。ラミナリア挿入は激痛。最後にガーゼを詰められた時が一番痛かった。処置後も強い痛みがあり、動きがぎこちなくなる。

 

14時 6本:

挿入時は激痛というほどではなく耐えられる程度。ガーゼを詰める時も痛みは感じず。処置後の痛みは初回ほどではないが、動きはぎこちない。

 

18時 10本:

最初は耐えられる痛み。最後の2、3本の挿入時はさすがに激痛。ねじ込まれる感じ。ただ処置後はあまり痛みを感じず、そのまま就寝となったが軽い違和感のみ。

 

 

この日はこれまでで一番胎動を感じました。

ハルちゃんが辛くて苦しい思いをしているのがよく伝わりました。

 

ハルちゃんの苦しみが少しでも紛れればと思い、

お腹をさすって話しかけたり、

窓の外の景色を眺めたりして過ごしました。

 

午前中に棺と産着の確認をしました。

棺は靴箱くらいの大きさでした。

産着は2種類のデザインから選べたので、

15時に面会に来てくれた夫と一緒に選びました。

 

出産後にやりたいことに丸を付けるリストも渡されました。

抱っこ、沐浴、手形足形を取る、髪の毛や爪が欲しい、臍の緒が欲しい

などいろいろありましたが、

こんな酷い母親が抱っこする資格なんてないと思っていたし、

ハルちゃんの体に負担を掛けることはしたくないという思いがあったので、

「母子手帳に記録を残す」「棺に手紙を入れる」

の2つにだけ丸を付けました。

 

夜はなかなか寝付けませんでした。

いよいよ明日には産まれるかもしれない。

最後に何かしてあげられることはないだろうか。

 

ハルちゃんという名前は付けていましたが、

まだ漢字を考えていませんでした。

もともと季節の「春」からとっていましたが、

苗字と合わせると画数がよくないみたい・・・

スマホで画数の一番良い漢字を調べて夫にLINEし、

漢字が決まりました。

ハルちゃんへの最後のプレゼントにしました。