「どうしたんだよ!そんなびっくりして・・・」
「い・・いや・・・・あ!ちょっと用事思いだした!
じゃあね。財布ありがとう」
ぜっんぜんわからないんだけど!
なに?あたし・・・勘違いして木田をあきらめたの?
てか、木田、すっごいかっこよくなってる・・・
じゃなくて、なんであたしって気づかなかったの?
そんなに顔変わってないと思うんだけどな・・・
ああ!化粧か。よかった化粧してて・・・
あっ。必死になって走った・・・・あのときのように・・・
っていうのは、
中学校卒業式。
あたしは木田に第2ボタンをもらって告白しようと
木田を待ちぶせしていた。
でも、
「南!木田がほかの子に呼び出されたんだって!」
「ええ!!」
「やばいよ。その子も第2ボタンねらいだって」
あたしは木田のもとへ必死に走った。
今日みたいに。でも、だめだった。
「南?」
「だめだった。ちょうどいったら、木田が第2ボタンあげてた」
「え・・・・南、大丈夫?」
「だじょーぶっ!へいきへいき!さっ、新しい恋しよ」
といってあたしはトイレへむかった。
すっごい泣いた。卒業式でも泣いたけど、それとはちがう
涙が出たのをあたしは感じた。
「なつかしいな~ってちょっとまって」
あたしは話しの内容を整理しはじめた。
「あたしが木田をあきらめたときに一緒にいたのは
すっごいひつこい女の人だった。それは彼女じゃない。
で、木田は・・・まだ好きだし・・・えええええ」
まだパニックになってるあたしは、お気に入りの
ソファーに座ってクッションをぎゅっとにぎりしめた。
「やばいやばい!熱くなってきた!」
木田の言葉を何回も何回も繰り返したら
ドキドキしてきた。
「はぁ~もう夕方か。今日のご飯何にしよ~♪」
鼻歌を歌いながら時計を見た。
「5時45分か・・・ええ!45分!?そういえば今日バイト!」
急いで上着とかばんをもって家を出た。
すると、木田がエレベーターにのっていた。
「バイト?」
「うん!!」
「急いでる系?」
「すっごい急いでる系」
「俺、今からお前のバイト先のコンビニ行こうと思ってたんだよ」
「まじで!?」
「車で行くんだけど乗せてあげる」
「まじでー!?やった~」
やった~っていったものの、実は心臓バクバク。
車って・・・・2人っきりじゃん。やばーい!
木田は助手席のドアをあけてくれた。
「ありがとう」
車の中は、おもったよりキレイでいいにおいがした。
「そーだ。三木南っていうんだよね?」
「うん」
「同級生の三木と同じ名前でややこしいから
南って呼んでいい?」
「は・・・はい」
ってなんであたし敬語?
「なんで敬語なんだよーあっ!今度同窓会あるんだ~」
「え!?」
「中学のときの」
「それって何年生?」
「2年。だから、多分三木がくると思う」
「まっまじで!?」
「来て欲しいな。お前に似てたりして」
ドッキーン
「じゃっじゃあ、写メ送ってよ」
「いいよ!おくってあげる。ってかアドしらねーし」
「ほんとだ。教えてあげる」
ってあたし何いってんのー?メアドなんか教えたら
ますます仲が深まって・・・・のおおおおおおお!!
「南?」
「ん?」
「ついたけど」
「あっありがと。またなんかお礼するね」
「うん」
なんかあたしたちってカレカノみたい♪って
なにかんがえてんだあたし・・・・。
コンビニにつくと、ちょうど6時。
コンビニの制服をきたあたしは、レジにたった。
あたしは、自分がとってもにやにやしていることがわかった。
やっぱり・・・・あたし木田が好き。
こんなところで会うなんて、あたしにチャンスをくれてるのかな?
神様・・・・・あたしはまた、好きになっていいのかな??