いつだったか本当に覚えていない。でも、かなり前だと思う。


何だかノリノリの文章でかるーいナリくんが


「母親は笑っていればそれだけで良い」

って、言ってて



めちゃくちゃ衝撃を受けたその一言。

さらに

「ソファに寝転がってテレビ見てぎゃははって笑って、笑い疲れたら寝て・・」

「ママはプリキュアになるって本気で言え」



みたいな内容で(私の中の記憶です)

は?母親ってめちゃくちゃやることあるんですけど!

家を綺麗にして
おいしいご飯作って
幼稚園の支度して
ママ友と良い関係築いて

子供は出来るこであってほしいし

そのためには色々経験させてあげたいし

習い事も大切

得意なことを見つけてあげたいし

良い学校で良い友達見つけて欲しい

私は

綺麗な身なりにして

料理も上手で

しっかりした母親で

素敵なママでいるべきで

社交的で話題豊富

楽しいママでありたい

(父親全然出てこないね💦)

私が頑張らなかったら皆何にもできないでしょー??


私がやらなきゃ!

子供と笑っていれば良いレベルの私じゃないのよ~!って思ってた。


なのに、こんなに自分が~べき思考だったのに、どこか自分のやっていることに自信が持てず、娘を誰かに育てて欲しい、こう育てたら良いこに育つと教えて欲しいという不安が常に付きまとっていた。

うちの娘、どんな子どもですか?どう育てたら良いこに育ちますか?

娘の得意なことなんでしょうか?何か才能ありますか?

誰かに正解を教えて欲しい。上手に子育てしてるね、良い子に育ってるよって言って欲しかった。


じゃあ、子供に向き合えば?と普通なら思うのに目をそらしていた。



ずーっと、自分に自信が無かった。

これで良いのか正解を探してた。



だから世間的に幸せのかたちはこうだろうって形にこだわって生きてきた。


幸せな人生

幸せな結婚

幸せな家族

家族ならこうするだろう

親子ならこうするだろう

夫婦ならこうするだろう

父親ならこうすべき

母親ならこうすべき

箱にぎゅうぎゅうに詰め込んでた。

箱からはみ出そうものなら、折り畳んで入れてた。

圧縮したときもある。

箱を大きくするなんて考えたこともない。

なんか辛い、、でも皆こんなもんでしょ。って思ってた。


あれから10年近く経って今、ナリ心理学のアドバイザー養成講座七期を受講してる。



私とは違う世界の人たち。

何か意味もなく楽しそうで怖い人たち。

恥ずかしい。

宗教みたい。


そう遠巻きに見て羨んでいたんだなって思う。


自分が一番受け入れて欲しかった。

そのままの私で良いんだよって言って欲しかった。

汚い部分もできない部分もあって当たり前。

でも大丈夫だよ。

それでも素敵なんだよ、特別な存在なんだよって言って欲しかったんだなって思う。


お母さんに。