
8月20日 ほぼ一ヶ月ぶりに日帰りボランティアにいってきました
今回も山形ボランティア隊への参加 石巻市での活動です
全84名(+現地合流班125名)、平均年齢38歳(高校生除く)、高校生19名、女性44%
最年少15歳、最年長65歳 他団体とあわせて、総勢209名が連携して活動
私は当初、自宅避難民の方々への扇風機配布班だったのですが、スマホが使えない(苦笑)、で
物資倉庫の整理・移動班へのトレードと相成りました……
スマホどころかケータイももってないもんな~ こういうときはやっぱりダメダメですね
一応もっていったバケツやミニスコップ、とんかち・ミニバールはもちろんのこと、
ゴーグルところか、耐油ビニール手袋も金属入り長靴も宝の持ち腐れでした……
当日でないと自分が参加する班がわからないので、準備したものが必要となるかわからないのです
毎回のように参加しているひとたちは、これでどんどん大荷物になるらしい…
履物でも三種類持参の人いますしね
でも
はじめての作業でちょっとどきどき
私はとてもとろいので、心配だったのよ 足手まといにならないかって
場所は チーム王冠さんが管理している物資倉庫
通称『KAME HOUSE』
何故か亀仙人が玄関に鎮座なさっているのよ

いろんな支援物資があるのですが、人手不足で活動してるうちに
ごちゃごちゃしてしまうんだね
めまぐるしく住民ニーズは変化しているわけで、支援物資もそれにあわせてかわってゆく
入ってくる支援物資を仕分けして配布して…それは地道だけれど本当に大変な作業
扇風機をワゴン車に30台以上もつんで一軒一軒配布したり
飲料水やカップ麺を配布したり(今回はメンマのビン詰めもいっしょだった)
もはやあてにならない地図 スマホで確認しながら車でまわるのだけど…
せっかく近くまでいっても橋が壊れていていけない、とか
住民の方が留守だった、とか
なかなかスムーズにはいかないようです
物資倉庫整理はいわば後方支援
車に積む扇風機や飲料水を運んだりしたあとは、
洗濯機を一箇所にコンパクトに集めたり、ちょっと分散してしまっている物資をあっちこっち移動して
できるだけ同じような種類にわけて出しやすいようにする
残念だけど賞味期限が近いものもあり、それはもう、処分するしかないんだろうな…
人手があれば無駄にしないですむのになぁ!
義援金もそうだよね
せっかくの好意がなかなか手元に届いていない
ちょっとむなしくもなり、はがゆくもなりました
なんとか整理できて満足

支援物資のなかに、メッセージカードなんかもあったりして
じ~んとなったりしました
ただ、支援物資の中には、「…いったい何考えてんの!?」というのもあって…
すごくすごく哀しくなったのもあったんだけども、ね
お昼の休憩時間に少し周囲を歩いてみました
海の近くの家は、瓦礫は撤去されたものの壊れたままのところも多くて
きれいに整地されてしまったところとのギャップがすごいです

津波をかぶった樹木が枯れています。電柱もまだ傾いていますね…

地盤沈下で飛び出てしまった
マンホール

ガソリンスタンドの屋根
2階建ての家が津波で突っ込んだせいらしい

ぐりゃりと曲がったまま…
どれほどの力だったか!
↓ こちらは違うガソリンスタンド
まるで紙でできた壁のような有様です…

陥没した道路


倒れた電柱のかわりに新しい電柱が建っています
少しずつですが、復旧しているのがわかります
他の倉庫も少し整理しました
個人からの炊飯器とか電子レンジとか家電の支援物資が多かったのだけど
新品を買って送ってくださったものもあれば
あきらかにこれは不用品処分じゃないのかってのもあって……
なんだかね……
早く、必要としている方に必要なものがきちんといきわたればいいなぁ



信号機がまだ復旧してなくて、婦人警官の方が交通整理してるんだけど
周囲にはまだまだ廃墟のような建物もあるんだけども
それでも
だからこそ
まるでそれは宝石のように輝き

ほんわかとじんわりと幸せな気持ちになりました
色んな種類を買ってみました (ケーキ類は残念だけど持ち帰れないから断念)
あと、サブリーダーの女性からシュークリームごちそうになってしまった!
ううむ…いつももらってばっかりだなぁ…

お菓子を食べるっていうのは、平穏じゃないとできないことなんだなぁって改めて思いました
お客様がたくさん来店しててそれも嬉しかったのです
帰りのSAでの戦利品
伊達サイダーは懐かしい味がしました

