あの日からちょうど3ヶ月目の昨日
 
ボランティア3回目となる今回は、『NPO 緑のカーテン応援団』さんの、
「緑のカーテン×仮設住宅」プロジェクトのお手伝い
 
名取市の仮設住宅で、応援団さんの指示の元、緑のカーテンを設置します
今回の場所は、仙台空港線にある、新興地で、新築のマンションや建築途中の公共施設がありました
真新しい駅が近く、道路も広くてきれいで……
でも、地震で路肩が陥没していたりしています
津波がきてた残骸がまだ残っています(そんなに多くないですが)
全然海の匂いさえ感じられないのに
活動前には、いつものように緊急時の避難経路の説明がありました
 
ここまでの道中、バスの窓からはまだまだ瓦礫だらけの景色が見え、
屋根をビニールで覆ったままの家や、茶色に立ち枯れした樹木、ゴミが散乱した田畑を見て、
ちょっと無力感に襲われそうになりました
もう、3ヶ月目だというのに…!
 
でも、だからこそ、微々たるものでも何かしたい
自分のボランティア活動は、まるっきり自己満足です
 
午前中は雨での作業となりました
また、今回は名取市ボランティアセンターからの他のボランティアさんたちと合同での作業でした
聞いたところによると、皆さん個人参加で、ボランティアセンターから振り分けられて活動するのだそうです
そういう参加の仕方もいいなぁ…
 
取り付ける金具やネット、アンカーやプランターを箱から出して各戸へ配布
男性はネット設置、女性はアサガオの種と肥料を袋詰めにしたり、説明書をセットにしたりして、
その後、一軒一軒各戸へ配って回ります
お昼からは雨があがり、今度は猛暑
ボランティアにもだんだん厳しい季節となったことを実感します
 
仮設住宅は、設置メーカーによって少しずつ違いがあります(一応の基準はありますが)
抽選できまるということで、色々不満もあるのでしょうが…みなさん、我慢していらっしゃいます
駐車場スペースを確保しなければいけない分、仮設住宅の各棟間はかなり狭い
一軒家等で過ごしてこられた方々には、戸惑うことがおおいだろうと思われます
高齢の方用でしょうか?玄関にスロープがあるものもあり、配慮されていることが
うかがわれました
また、敷地内には集会所も設けられていて、午前中は慰問のイベントが行われていました
ピエロ姿の人がいたりしたから劇団さんかな?
救援物資のペットボトルや毛布の箱も積まれていました
外部の方との相談の場にも使用されているようです
(住宅内ではできない内容もあるでしょうし…)
 
一軒一軒おじゃますると、とても喜んでくださる方もいれば、日があたらなくなるのが
困るから、と断られる方もいらしゃる
なかには、「ほかの植物(ゴーヤやきゅうり)生ってたりするかもよ?」といたずらっぽく微笑む方もおり
もちろん、強制ではないので、嫌な方には配布しないし、プランターに他の植物を植えても全然OK!
『緑のカーテン』は、設置することよりもその過程、そしてそれから波及するコミュニケーションの
広がりがメインテーマなんです
もちろん、夏の暑さを防ぐのに有効なのは周知されていますが
緑が育つことで隣近所との会話の種になり、絆が茂り、やがてきれいな花が咲く
 
ある男性は、隣の高齢の女性のかわりに受け取ってくれました
「ちゃんとかわりに植えるから!大丈夫だ!」
 
ある女性は、「きれいに咲かせるから、その頃確かめにきて!」
 
玄関先で待っていてくれる方々も多かったのです
ボランティアにきたはずなのに、むしろ私が救われている…
 
同じ班のメンバーには、配った先で感動して涙を流された、とか
作業中、感謝の言葉をかけられた、とか
深々とおじぎをされ、恐縮した、とか……
 
軒先に綺麗なお花を咲かせているお宅もあります
豪華な鉢植えをもった来訪者もみかけました
 
少しでも潤いのある生活がおくれるといいなぁ
 
 
私も緑のカーテン挑戦してみようかしら……
 
                  今週の『win win』①
                  岩手の「かもめの玉子」
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                  今週の『win win』②
                  福島の「桜めん」(毎春のお楽しみのお品 再度購入!来年もきっと!!!)
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