イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

「ピカケ」ってどんな花なんでしょう。
ジンジャーといえば皆さんもピンと来るかもしれないですね♪

ハワイ王朝が崩壊し、ハワイがアメリカの一部となった翌年の1899年に、24歳の若さで亡くなったカイウラニ王女・・・ハワイ王朝の末期、激動の人生を遂げたカイウラニ王女にまつわるお話・・

女王が6歳の時、カラカウア王はアメリカの植民地政策を阻止するため、日本の後ろ盾を得ようと明治天皇に山階宮定麿親王との婚姻を申し入れました。
しかし、米国との関係悪化を恐れた日本から、その申し入れは断られてしまいます。
ハワイ王朝はそのまま勢力を弱め、王女が18歳の時、ハワイ王朝最後の女王リリウオカラニの王権が、アメリカから派遣された軍隊によって剥奪されると、リリウオカラニの王位継承者であったカイウラニ王女は、当時の大統領、クリーブランド氏に助けを請うたのでした。
しかし、その王女の願いもむなしく、ハワイはアメリカの領土となったのです。翌年の1899年に王女は病に倒れ、その短い一生の幕を閉じたのです。

このカイウラニ王女が大好きだったのが、この「ピカケ」のお花。。。
王女はこの花と、ピーコック(孔雀)を愛したことから、
ピーコックのハワイ語である「ピカケ」がこの花の名前になったという事です。
ハワイ王朝を必死に守ろうとした悲劇の王女が愛した花という事で、ハワイの人たちはこの花を大切にしているのです。


また、こんな言い伝えも・・
ハワイ王朝の崩壊を嘆き悲しんだ最後の王位継承者であったプリンセスカイウラニが、
幼少を過ごしたアイナハオ宮殿(現在のシェラトンプリンセスカイウラニホテルの場所)
で亡くなった夜に、庭の孔雀が鳴き叫びジャスミンの芳香がその声を包むようにしていたことから
、ハワイの人々が鳥も花も同じ「ピカケ」と呼ぶようになったという説もあるそうです。


このピカケのレイですが、1~2本を贈るなら「友情」を、3~4本を贈るなら「恋心」、5~6本を贈るなら「愛の告白」、それ以上を贈るなら「プロポーズ」の意味があるんだそうですよ・・・

ハワイのお花には、こういった色々な言い伝えや伝説が沢山あります。
モチーフを決める際にも、こういった伝説を参考にするのも楽しいですよね。

今回依頼していただいた方は・・・
私の中では、フランスの王朝のイメージ。。。
なかなかハワイと繋がらなかったのですが、
ハワイの王朝も是非知っていただこうと思い、このピカケレイのモチーフで作らせていただきました。

本当は、真っ白いお花ですが、今回はバックという事で、汚れも気になる所ですので
薄い紫と薄いピンク色のグラデーションの生地を選びました。

裏地も、とってもトロピカル。
ゆったりとしたウクレレの音楽が聞こえてきそうなUSAコットンです。
思いっきりリゾート気分になれますように・・・(*^_^*)

******************************
もみじさんのリクエストにお答えして、、、
お花の取り付け部分も画像載せました♪