SWITCHインタビュー 達人達
「ヒロシ×櫻井敦司」
昨年11月放送 BUCK-TICKの櫻井敦司さんとヒロシさんの対談番組 (NHK2021年4月の再放送)
やっと録画を見た。
実は、私はヒロシさんのファンである。
…と言っても「ヒロシです」のころにファンになったのではなく、
「ヒロシのぼっちキャンプ」を見るようになってから。
ヒロシさんはバンド活動もしておられるが
やはり好きなのは「ぼっちキャンプのヒロシ」
疲れた心には「ヒロシのぼっちキャンプ」は最高の癒しになる。
そして、深夜に見るぼっちキャンプは格別である。
地元のスーパーに買い出しに行くシーンも好きだし、
テントを張る場所を探すのもいい。
そして、料理シーンの無骨さは沁みる。
川から水を汲み、飯を炊き、肉を焼く。
ぐつぐつと沸かしたお湯で作るインスタントコーヒーも実に美味そう。
パチパチと薪が燃える音。
川のせせらぎ。
木のざわめき。
…ただそれだけのシーンが続く。
時折り差し込まれるヒロシさんの語りがまたいい。
飾らない言葉
ちょっとはにかんで
過去の人生の失敗も成功も
自分の好きなことも嫌いなことも
なんだろうな…
…正直に語れる人だと思う。
自然体でいながら
人に対しての気遣いも素晴らしい。
同行している撮影スタッフに対しても
いつも丁寧語。
滲み出る人柄がとてもいい。
BUCK-TICKの櫻井敦司さんのことは、正直言って名前ぐらいしか知らなかった。
BUCK-TICKの音楽もほとんど知らなかった。
ヒロシさんが櫻井敦司さんの大ファンだと言うことを知ったのも最近。
ヒロシさんが猫を飼ったらしいと知ってから。
最初に飼ったのが保護猫の敦司(あっちゃん)
そして次に飼った猫が櫻(さくら)
もうメロメロらしい。
櫻井敦司さんはヒロシさんにとっての 神
…なのに
https://x.com/hiroshidesu0214/status/1716438162397106478?s=61&t=bHDS-81xmY9tLZo-BpcYtQ
櫻井敦司様
ご病気みたいですけど、早く治りますように！！
新しい猫【敦司】に続いて【櫻】と名付けましたよー！！
見て欲しいにゃー🐈⬛と
さくらも申しております。
https://x.com/hiroshidesu0214/status/1716827425588617656?s=61&t=bHDS-81xmY9tLZo-BpcYtQ
あっちゃん、さくら。
今日はとても悲しい事があったよ。
さくらも見てもらいたかったな。
ヒロシさんの猫 あっちゃん
櫻井敦司さん
私は、この SWITCHインタビューを見て
いっぺんに惹き込まれた。
この方のファンは幸せだっただろうな。
見た目やら評価ばかりを気にする人を追ってきた私には(それは結果として分かったことだけど)
当たり前の感覚をもち、
人としての礼儀をわきまえ、
他に対する配慮や思いやりがあり、
そしてミュージシャンとしての才能豊かな人のファンになった人が羨ましくもある。
こんな素敵な人が急逝された衝撃の大きさも想像できた。
インタビューでは
しっかり相手を見て
相槌を打ちながら話をする真摯さ
誠実な人柄が滲み出ている。
相手の話を遮らず
しっかりと受け止めて
咀嚼しながら自分の思いを伝える姿…
ヒロシさんと通じ合う点も。
子供時代に引っ込み思案だったこと
友達の輪に入れなかったこと
孤独について…
番組中に流れる「ESCAPE」という楽曲にも惹き込まれた。
ほとんどの楽曲の作詞をされるその才能は、お子さんにも引き継がれているようで
何とお子さんは芥川賞作家の遠野遥氏らしい。
(そんなことはインタビューではおっしゃいません)
この番組を見て、櫻井敦司さんは人格、才能共に優れた方だっただろうことが想像できた。
相手に配慮する成熟した大人のやり取りは、当然ながらとても心地よかった。
先日、何かの番組で、古舘伊知郎さんが「才能と人格は別」と言っていた。
(＊松本人志さんに関することへのコメント)
両方を兼ね備える人は稀なのだろう。
自分の「推し」が、才能も人格も素晴らしい人だったらとても素敵なことだ。
しかし、どちらか片方だけ選ぶとしたら…
ずっと付き合っていきたい人としては「人格」的に優れた人がいいかな。
何が悲しいって…
以前 憧れていた「元 推しバンド」のリーダー
その言動を見るに
人格的には最悪を更新し
才能はとうに枯渇
公演はいつもいつも大幅に遅れるし
理由に納得いかない公演延期
メンバー虐めとも思える行為頻発
誇大広告などでの飽くなき自分上げ
演奏する曲はいつもいつも同じ曲
しかも生演奏ではミス連発で
当て振りは失敗
ソロ曲発売も無期限延期？
せめてミュージシャンとしてファンの期待する楽曲を出し続けていたら…
せめてバンドリーダーとしてメンバーを大切にしてくれていたら…
…叶わぬ夢はもう見ない方がいい