新年早々に、あまりネガティブなブログは書きたくないが、
言葉の重みについて つくづく思うことがあった。
それは年末の紅白歌合戦でのYOSHIKIさんの発言。
年末の紅白歌合戦には
やはりYOSHIKIさんの姿があった。
12月28日に「特別枠での出場」が発表されたが、
いつもながらの匂わせ発言があったので、恐らく出場することはずいぶん以前から決定していたのだろう。
ただ、共演するメンバーについては急遽決まったようで、27日に要請の連絡が来た方もいるらしい。
清春さんは年越しカウントダウンライブを控え、紅白終了後に集合写真も撮らないでNHKの廊下を凄い勢いで走り、ライブ会場に駆けつけられたらしい。ファンを大事にされる方だ。
難波章浩さんは、カウントダウンしてすぐに故郷の新潟に戻り、元日に大地震の被害に遭われた。(その後、X・Twitterで状況をポストされている)
難波さんは紅白出演後に、こんなこともポストなさっている。
https://x.com/akihironamba/status/1742049680702509381?s=61&t=bHDS-81xmY9tLZo-BpcYtQ
“YOSHIKIさんにまたやろうと言われた時は泣きました。でも低調(ママ)にお断りしました。ハイスタに集中しますと
本当優しい方で、勘違いしたイメージを持っている方へフォローすると、YOSHIKIさんは全部ご自分でなさっています。製作もバンドの運営も。X の灯火を消さないで頑張ってくれてるんだと思います🔥”
この方もご自分のバンドを大切にされる方だ。
その人の言葉(文章)には人柄が表れる。
昨年2月にはメンバーの恒岡 章さんご逝去、そしてお母様も亡くされたようだが、このポストにもお人柄が表れている。
https://x.com/akihironamba/status/1741359661478199647?s=61&t=bHDS-81xmY9tLZo-BpcYtQ
今年は母も亡くしたので、
良いお年、明けまして、みたいに行かないですがすみません..
なので先に言わせて下さい。
皆さんの沢山の応援が本当に生きる希望になりました。心から感謝しています。オーディションもすみませんでした🙇🏻♂️
本当にお世話になりました。2024年がいい感じになります様に✨✨
YOSHIKIさんのように「悲しい、泣いている、涙がとまらない、どうしたらいい…」なんてまるで子どものような発信はないし、ご自分の名前のハッシュタグもない。
その他のメンバーについての事情は詳しくは知らないが、
急遽、11人ものメンバーを結集させた理由は何なのだろうか?(最強ボーカリスト軍団への対抗心?)
ボーカリストを何人も揃えておきながら急な結集で練習不足なのか、噛み合わないハーモニーはとても残念だった。ほとんどカメラに映らなかった方もおり、こんなことならYOSHIKIさん一人で出演なさって弾き語りをされればよかったと思う。そもそも、この紅白歌合戦は、自分のバンドメンバーを追悼する場なのかも疑問だが 、(失礼を承知で申し上げるなら)日程的に可能な寄せ集めメンバーでパフォーマンスしたことには、感動どころか憤りさえ感じる。急遽呼ばれた方々は、YOSHIKIさんに対して最大限の敬意を表して参加されたことと思うが。
結局のところYOSHIKIさん一人きりでのパフォーマンスには、もはや自信がないのだろう。クラシカルやディナーショーでもバレエありゲスト出演ありが定番になっている。
もっと言えば、 Endless Rainばかりを(泣きながら)いつまで演奏し続けるのだろうか?YOSHIKIソロの新曲はないのだろうか?Requiemも発売延期になり、相変わらずだがその後の音沙汰は無い。
前置きが長くなったが、本題のYOSHIKIさんの言葉について…である。
出番を前に、司会の橋本環奈さんから「どんな思いでパフォーマンスしていただけますか?」と聞かれ、
「X JAPANのギターのHIDE、ベースのTAIJI、そして今回、HEATHが旅立ってしまって。自分はなんでまだ生きているんだろうと、生きてていいのか、そんなふうに思っているんだけど」と涙声になり、「だけどこうやって今日、すばらしい仲間たちが集まってくれて、ファンのみんなに支えられて、頑張っていられるんだっていう、そういう思いを今から皆さんに伝えられればと思っています。」
とこたえた。
「自分はなんでまだ生きているんだろうと、生きてていいのか、そんなふうに思っているんだけど」
あのような場でさえ、思いの中心は自分のこと。この発言にはドン引きしてしまった。
もう、こう言う発言をした先からYOSHIKIさんの期待する反応が見えてしまう。
「そんなふうに言わないで〜」
「よっちゃんがいるから私が生きていられる」
一見、謙虚のようにも思えるだろうが、実はとても傲慢な言葉である。
このような言葉は戦争から無事に生還した人が、多くの仲間を失いながらも自分だけ生き残った辛さや申し訳なさを表現するときの言葉のように感じるが…。
そして
この世にはもっともっと生きていたくてもそのことが叶わない人もいる。
最近、X (Twitter)で知った方の固定ポストをここで紹介することをお許し願いたい。
癌闘病中で昨年11月に余命半年を宣告された36歳の方のポストである。
https://twitter.com/rikkun0215/status/1728727504565964957?s=20
「幸福とは、自分が実は一人だということを、なるべく感じなくていい人生だ。」
— りっくん (@rikkun0215) 2023年11月26日
(吉本ばなな『キッチン』より抜粋)
人は、絶対的に「孤独」だ。
でも、人との関わりの中でそのことをなるべく感じずに生きることができる。
「死」にも同じことが言える。
人は必ず死ぬ。…
「幸福とは、自分が実は一人だということを、なるべく感じなくていい人生だ。」
(吉本ばなな『キッチン』より抜粋)
人は、絶対的に「孤独」だ。
でも、人との関わりの中でそのことをなるべく感じずに生きることができる。
「死」にも同じことが言える。
人は必ず死ぬ。
でも、人はそのことを忘れて日々を生きている。
それは幸福なことだ。
余命半年と告げられた。
自分が死ぬということを意識して生きるようになった。
それでも、日常の中で、
その事実を忘れることが多い。
大切な人に料理を振る舞うために、買い物をした。
大切な人の好みを思い出しながら、食材を選んだ。
喜んでもらえるか不安になった。
完成品を想像してワクワクした。
少し緊張しながら、料理をした。
食べてもらう時、気にしないふりをしながら、リアクションがすごく気になった。
自分が、もうすぐ死ぬかもしれないなんてことは、忘れて時間を過ごしていた。
この時の自分は幸福だったんだと思う。
それでも自分は
誰かと別れて一人になった時
深夜3時に起きて眠れなくなった時
身体が痛くて苦しい時
「死」を意識する。
「死」を忘れられない自分は不幸なのだろうか?
いや、それは違う。
「死」意識するようになって、自分の心の痛覚は、鋭敏になった。
それは時々、苦しいけれど
その痛覚は、今まで鈍感に踏み潰していた幸福を拾い集めてくれている。
もちろん
癌が幸福だとは思わない。
癌のおかげだとも思わない。
癌は不幸だ。
でも、今、自分は不幸ではない。
ちゃんと幸福を感じて生きている。
いつか自分が死んだ時、大切な人たちにこの文章を読んでほしい。
読めば伝わる、重い言葉である。
お時間が許せば、この方の他の投稿も読んでいただきたい。
考えてみれば、YOSHIKIさんはたびたび自分の健康や生死に関するネガティブ発言がある。
X(Twitter)を少し検索しただけでもたくさん出てくる。
1️⃣https://x.com/YoshikiOfficial/status/1564921301394853890?s=20
凄いスケジュールだった。。まだ生きてた。
2️⃣https://x.com/YoshikiOfficial/status/1625031546590867457?s=20
何故か、まだ生きてる。。
3️⃣https://x.com/YoshikiOfficial/status/1697228229839601764?s=20
色々な国で発表ごとが重なって、チャリティーも頑張って、ひたすら前に向かって走ってたら.. 自分、倒れてた。😆
ごめんなさい! ちなみに今日、また #国際移住機関(IOM)に1000万円 寄付しました
4️⃣https://x.com/yoshikiofficial/status/1738515736858132836?s=61&t=bHDS-81xmY9tLZo-BpcYtQ
今月だけでもTokyo-LA-London-Paris-Berlin-Paris-NY-LAそして多分次はTokyo
需要があることに心から感謝してる
責任感もあるつもり
みんなの期待に応えられるように本当に一生懸命頑張ってる
でも色々なことがありすぎて
精神崩壊しそう...多分してる😭
みんな迷惑をかけてごめんなさい
5️⃣https://x.com/YoshikiOfficial/status/1740924235751842133?s=20
今も、スタジオで作業中。 本当ーに倒れそう😭
この数ヶ月身の回りに色々なことがありすぎて.. 信じられないかもしれないけど、
日本に来て、紅白の曲が決まったのはクリスマス、🎄
その後メンバーにオファーして正式に決まったのは発表された28日の朝。😱
出演メンバーと紅白スタッフに大感謝してる! でも間に合うかな..?
6️⃣https://x.com/YoshikiOfficial/status/1740957244840407085?s=20
あと少し、あと一息、 今年は何度も精神的限界、体力的限界を超えた。 でもまだ頑張ってるよ、、やるしかないんだよ。 みんなも頑張れよ。🌹
今から #紅白 の記者会見に向かいます。
7️⃣https://x.com/YoshikiOfficial/status/1743284721294188802?s=20
自分が生きているうちに 、 また 自分で #EndlessRain を歌う日はくるのかな?
Endless rain, Fall on my heart 心の傷に Let me forget All of the hate All of the sadness
✴︎まだ生きてた
✴︎まだ生きてる
✴︎自分、倒れてた😆
✴︎精神崩壊しそう…多分してる😭
✴︎本当ーに倒れそう😭
✴︎何度も精神限界、体力限界を超えてた。でもまだ頑張ってるよ
✴︎自分が生きてるうちに、
また自分でEndlessRainを歌う日はくるのかな?
これはほんの一部のポストで、過去から現在まで生死に関わる発言は多い。
因みに体調不良時に「寝てない、倒れそう、大学病院だ、検査だ、手術になるかも…」等々大騒ぎしてファンの同情や心配を煽るのも通常モード。
X(Twitter)ではその並びで絵文字が多用されており、深刻さも感じられない。
先ほども書いたが、こう言った先から期待している反応を待っているのである。それが透けて見えるから、いっそうの嫌悪感。
こんなことを吐きまくってどれだけ心配して欲しいのだろうか?
映像では泣けば心配してもらえると思うのか、定位置で泣き泣きスイッチが入り声が震える。
11/29のTHE LAST ROCKSTARSロサンゼルス公演延期は、YOSHIKIさんにドクターストップがかかったかららしいが、その後の日本での活動を見てもとても元気そうだ。
普段から自分で言ったことを実行しない人なので、このような深刻そうな発言も全くと言っていいほど重みが感じられない。
過去には、アルバムが出なければ切腹するとまで言ったことがあるが、アルバムは未だ出ないままである。
口先だけで、かまって発言もいい加減うんざりなのだ。
妄信者の方々はこのような言葉を聞いて本気で心配しているのだろうか?
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同じ並びで話題に出すのは不謹慎かもしれないが、
能登地震で被災された方々の言葉には胸が潰れる。
「希望は捨てていない」
「命を取るようなことはしないでください」
「何もなくなってしまった」
「どこかに逃げていると信じたい」
…振り絞るようにして語られる言葉、言葉にならずに唇を噛み締める姿、
想像を絶する悲しみがそこには存在する。
軽々に語られる生死ではない。
それでも残された人々はそれを背負って生きていくのである。
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YOSHIKIさんは身近な人をたくさん亡くし、その辛い気持ちは想像できる。
しかし、還暦近くになる大の大人が、赤子のように外へ向かってこれほど吐き出すことができるなんて…。側から見ると恥ずかしくもなる。
まぁ、これほど吐き出せれば、さほどの心配はいらないのだろう。泣けないほどの悲しみ、言葉にできない辛さ…そのようなものこそ心配である。
そして
HEATHさんの逝去を「身内の不幸」と表現したからには、そのすぐ後のニコ生での自らの「誕生日祝い」や紅白歌合戦後の年越しイベント(バズーカクラッカー、新春餅つき大会…など)も少しは自粛すれば、HEATHさんを追悼する気持ちも感じることができただろうに、重ね重ね残念な人だ。喪中の年末年始の過ごし方を常識として勉強なさった方がいいのでは、と思う。
これはいかがなものか
https://x.com/yoshikiofficial/status/1741317513621979279?s=61&t=bHDS-81xmY9tLZo-BpcYtQ
こんにゃ #紅白 の後の @YoshikiChannel の
年越し、餅つき大会とか、獅子舞とか、色々あるみたい。カオス。。
どうなるの?ねえ😱
#YOSHIKI
そして誰が来るの?
ピアノ弾くの?
第74回 #NHK #紅白歌合戦 終了直後から、お正月カウントダウン生中継が決定!
@HydeOfficial_ @mitsurumatsuoka @AKiSID_official
@umitwt @KamijoOfficial @abikoshinonkai
@AKRN_official @hrt_A9 @xy___official #NHK紅白 #紅白歌合戦
いつまで王様ごっこをするのだろうか。
YOSHIKIさんの言葉や行動を全て受け入れ、称賛し続けている人は、崇拝するYOSHIKIと共にその偶像の世界でいつまでも夢を見続けていたいのだろう。理性的に批判したり否定したりしてしまえば、立ちどころに自身の推し人生も否定することに繋がると考えているのだろう。その行為が、他を顧みないYOSHIKIさんの傲慢さを増長させている。